"関東平野内陸部で晩秋季弱風時に観測された汚染状況

吉門 洋 

産業技術総合研究所

第44回大気環境学会年会 (京都 2003/9/24)


概要

関東平野では郊外内陸部でも大都市域と同等レベルの大気汚染濃度が発生することがわかっているが、晩秋季弱風時にそれが都市域から輸送されたものではあり得ないので、その由来を解明することを目的とした気象と諸大気汚染物質濃度の観測を埼玉県熊谷から群馬県南東部にかけての3地点で2002年11月に調査した。

その結果、窒素酸化物は主要沿道から拡散するものと考えられていたが田園部の細道路の影響も無視できないこと、粒子やその他の有機化合物も田園部に散在する発生源の影響が大きいことが推定された。

キーワード


化学物質リスク管理研究センター

独立行政法人 産業業技術総合研究所