"PRTRデータを用いた化学物質の大気中濃度分布の推定"
東野 晴行1, 飯山孝雅2, 小谷憲雄2 ,横山泰一2, 北林興二3, 米澤 義堯1
1 産業技術総合研究所
2 製品評価技術基盤機構
3 工学院大学第12回環境化学討論会 (新潟市 2003/6/25)
概要
化学物質排出把握管理促進法に基づくPRTR制度による初めての集計結果が平成15年3月に公表された。本研究は、この制度により得られる化学物質の排出量を数理モデルと組み合わせて利用することにより、化学物質のリスク評価における暴露評価のより高精度な手法を確立することを目的とする。
そのため、PRTRデータを数理モデルに利用可能な形態に加工・集計するシステムを構築し、テトラクロロエチレン等の8物質について、集計結果を用いて数理モデル(AIST-ADMER)により大気中濃度を推定し、環境モニタリング実測値との比較を行った。
キーワード
PRTR, 化学物質,リスク,濃度分布,ADMER