"化学物質のリスク評価の現状と課題"
蒲生 昌志
産業技術総合研究所
化学物質と環境円卓会議 (東京 2003/3/20)
概要
社会の中で、化学物質を上手に利用していくには、そのリスクと便益を評価して意思決定していくことが重要である。これまでリスク評価と呼ばれてきたものは、個々の物質について「基準値を設定して遵守する」というアプローチであったが、方法論の限界から、これから望まれるリスク管理の考え方に用いることは適当とは言えない。現状の方法論の概観から、問題点の指摘、今後の方向性をしめした。
キーワード
リスク評価、化学物質、不確実性、方法論、リスク管理、リスクコミュニケーション