"河川水中ダイオキシン類の全異性体分析による挙動と発生源の解析"
小林 憲弘1, 益永 茂樹1, 中西 準子2
1横浜国立大学
2産業技術総合研究所第11回環境化学討論会 (箱根 2002/6/4)
概要
近年の研究によりダイオキシン類(PCDD/Fs+co−PCBs)による環墳汚染の現状が次第に明らかとなってきたが、環墳水中のダイオキシン類に関する報告は、その濃度が非常に低いことから限られている。しかし、環墳水中のダイオキシン類は、日本人にとって最大のダイオキシン類摂取経路である魚介類の汚染につながることから非常に重要である。
そこで本研究では、東京都及び神奈川県内における6つの河川において、ポリ塩化ジベンゾダイオキシン(PCDDs)とジベンゾフラン(PCDFs)の1−8塩素化の210全ての異性体、及び12種のコプラナーPCBsについて分析を行い、その挙動と発生源の解析を行った。キーワード
ダイオキシン類、河川、全異性体分析、発生源