"宍道湖におけるダイオキシン類の動態解析"
大西 健一1, 益永 茂樹1, 桃 元1, 吉田 喜久雄2, 山室 真澄2, 中西 準子2
1横浜国立大学
2産業技術総合研究所第36回日本水環境学会年会 (岡山 2002/3/14)
概要
我が国で3〜40年前に大量に散布された水田除草剤ペンタクロロフェノール(PCP)とクロロニトロフェン(CNP)に不純物としてPCDD/Fsが含まれていた。これらの不純物のPCDD/Fsは現在でも水田から水環境に流出している。
既に島根県の宍道湖では斐伊川河口コア濃度経年変化から水田除草剤の寄与が大きいことが明らかにされている。本研究では、この地点に加え5地点で採取された底質コア及び表層試料を分析し、さらにそれらの結果をもとに数理モデルで宍道湖におけるPCDD/Fsの動態を解明することを試みた。キーワード
ダイオキシン類、宍道湖、水田除草剤、PCP、CNP