中西準子論文一覧(100-51)
学術論文等の名称 | 発行又は 発表の年月 | 発表雑誌等又は発表学会等の名称◎は査読有り | 概 要 | ||
100 | A Method Evaluating Population Risks from Chemical Exposure: A Case Study Concerning Prohibition of Chlordane Use in Japan | 共著 | 1995年 | Regulatory Toxicology and Pharmacology, Vol.21, No.1 ◎ | 損失余命という尺度を用いれば、発がんリスクと非がんリスクを統合的に評価できることを提案し、白蟻防止剤のクロルデン(発がん性)からクロルピリフォス(非がん性)への転換に伴うリスクの変化を評価した。(pp.151-157)[共著者]蒲生昌志、岡敏弘、中西準子 |
99 | 発ガンリスクと非ガンリスクの統一的評価手法 | 単著 | 1994年 | 水環境学会誌第17巻第4号 | 我々の研究のオリジナルである、発がんリスクと非ガンリスクを、損失余命を指標として、統一的に評価する手法の解説と、適用事例の紹介。(223−226頁) |
98 | 技術屋の環境政策異論(その20) | 単著 | 1994年 | 世界1994年12月号 | ノックス(NOx)のリスク:NOxのリスクとベンゼンのリスクを比較した。どういう大気汚染対策が望ましいか?(308〜317頁) |
97 | 技術屋の環境政策異論(その19) | 単著 | 1994年 | 世界1994年11月号 | ベンゼンと自動車排ガス:ベンゼンの発生源の推定。自動排ガス起源の寄与が大きい。ガソリン改善でベンゼン削減をする場合の、費用対効果は?(271〜281頁) |
96 | 技術屋の環境政策異論(その18) | 単著 | 1994年 | 世界1994年10月号 | 大気環境基準値の提案:ベンゼンについての大気環境基準値の提案とその根拠。(297〜307頁) |
95 | 技術屋の環境政策異論(その17) | 単著 | 1994年 | 世界1994年9月号 | 大気汚染の現況:大気汚染のリスク。何が一番大きいか?ジーゼル車の排ガスである。つぎは、ベンゼン。(298〜307頁) |
94 | 技術屋の環境政策異論(その16) | 単著 | 1994年 | 世界1994年8月号 | 基本的な枠組み:LCA(ライフサイクルアセスメントとリスクの統一)(306〜315頁) |
93 | 技術屋の環境政策異論(その15) | 単著 | 1994年 | 世界1994年7月号 | ベネフィットの中味:ベネフィットとは何か?どのようにして、算出するか?コスト・ベネフィットは使わない理由。(323〜331頁) |
92 | 技術屋の環境政策異論(その14) | 単著 | 1994年 | 世界1994年6月号 | リスク認識:市民と専門家で、どのようにリスク認識はちがうか?(324〜333頁) |
91 | 技術屋の環境政策異論(その13) | 単著 | 1994年 | 世界1994年5月号 | リスク評価とリスクマネジメントの基本的な考え方。(332〜341頁) |
90 | 技術屋の環境政策異論(その12) | 単著 | 1994年 | 世界1994年4月号 | 地球環境問題入門:世代間のリスク分配と、生態系へのリスク、このことを評価できるリスク評価手法でなければ、地球環境問題解決のツールにはならない。(302〜311頁) |
89 | 技術屋の環境政策異論(その11) | 単著 | 1994年 | 世界1994年3月号 | 商品が引き起こす環境問題:生産現場に近い所で環境問題が起きるのではなく、商品でおきることが多くなった。新しい側面である。例としての乾電池による水銀リスクの算出。(310-318頁) |
88 | 技術屋の環境政策異論(その10) | 単著 | 1994年 | 世界1994年2月号 | リスクという考え方:リスクという考え方の導入。ベンゼンなどの発がんリスクなど。(308-315頁) |
87 | 技術屋の環境政策異論(その9) | 単著 | 1993年 | 世界1993年4月号 | 水銀の環境リスク:水銀の環境リスクを、評価する方法を示し、結果を示した。そして、水銀法の完全廃止は、不合理な政策であったと結論。(340-349頁) |
86 | 技術屋の環境政策異論(その8) | 単著 | 1993年 | 世界1993年3月号 | 水銀規制と日本的体質:環境と経済のあり方の規範を考えるチャートを提出。途上国と先進国の違いなど。カセイソーダ製造工程の水銀法の完全廃止という日本の政策の意味。(349-357頁) |
85 | 技術屋の環境政策異論(その7) | 単著 | 1993年 | 世界1993年1月号 | 日本の環境特性:水系、魚への濃縮が、日本の最も弱い環。(312-321頁) |
84 | 地域特性に応じた下水道プラン | 単著 | 1993年 | 月刊自治フォーラム 第402巻 | 地域特性に応じた、下水道プランを作るための手法の解説。(pp.2〜8) |
83 | 技術屋の環境政策異論(その6) | 単著 | 1992年 | 世界1992年12月号 | 水俣病と水銀規制:水俣病の原因究明までの問題。(319-329頁) |
82 | 技術屋の環境政策異論(その5) | 単著 | 1992年 | 世界1992年11月号 | 生活排水対策の失敗:20年間で、工場排水処理は成功したが、生活排水処理は失敗した。何故か?(320-329頁) |
81 | 技術屋の環境政策異論(その4) | 単著 | 1992年 | 世界1992年10月号 | 環境対策=日米の20年:排水規制の方法について、日米の比較。日本の方法が良かった。環境改善効果の、金銭評価を行った。(322-331頁) |
80 | 技術屋の環境政策異論(その3) | 単著 | 1992年 | 世界1992年9月号 | 環境規準をめぐる「技術」:環境規準をすりぬける技術が、現に使われていることの実例。(305-313頁) |
79 | 技術屋の環境政策異論(その2) | 単著 | 1992年 | 世界1992年8月号 | 「環境」にかかる費用:環境改善に用いられる技術によって、そのコストパフォーマンスは大きく異なる。(350-359頁) |
78 | 技術屋の環境政策異論(その1) | 単著 | 1992年 | 世界1992年7月号 | 最も古典的な水汚染:1970年から20年間の水質汚濁防止技術の内容を解析し、廃水処理ではなく、生産工程の改善で水質汚濁が軽減したことを実証。CP(Clener Production)の概念の導入。(256-264頁) |
77 | Lesson of Minamata Disease | 単著 | 1992年 | Water Report, Vol.2, No.4 | 水俣病からの教訓。(pp.5-6) |
76 | 水道水 性 原因 物質 の 分 画 および 還元剤 との 反応性 に 関 する 研究 | の 変異 原共著 | 1992 年 | 水 学会誌 第 15 巻 第 11 号 | 環境[共著者] 鈴木 之 、中西準子、 松尾 友 矩 | 規
75 | Mercury Pollution Minamata, Canada and Amazon | 単著 | 1992年 | Water Report, Vol.2, No.4 | 水俣、カナダ、アマゾンに於ける水銀汚染のそれぞれの特色(pp.4-5) |
74 | The Management and Recycling of Hazardous Waste in Japan and at the University of Tokyo | 単著 | 1992年 | Water Report, Vol.2, No.2 | 有害物の管理方法についての、東京大学の事例紹介。さらに、我が国での工場排水中の有害物の扱い方についての考え方の変遷。(pp.1-5) |
73 | 紙の再利用の評価 | 共著 | 1992年 | 廃棄物学会第3回研究発表会講演論文集 | 紙の再利用を、環境影響、資源消費への影響、コストなどの面から総合評価した。LCA(ライフサイクル評価)研究の一例。紙の再利用により、統合評価指標での環境負荷は減少するが、使用量が伸びているため、全体としては環境負荷が増大している。(179-182頁)[共著者]中西準子、桜井健郎 |
72 | 廃棄物焼却炉からのダイオキシン排出とそのリスクアセスメント | 共著 | 1992年 | 大学等廃棄物処理施設協議会会報 第9号 | 東京大学の廃棄物焼却炉排ガス中のダイオキシン濃度を測定し、周辺環境へのリスクを評価した。(75-80頁)[共著者]中西準子、片山能裕 |
71 | 水道水とその供給システムのセキュリティー | 単著 | 1992年 | 日本機械学会誌 第95巻879号 | 水道水の取水、浄水、配水の全過程のセキュリティを評価し、最も弱い点は何かを評価した。その結果、配水系統のセキュリティに最も問題があることが明らかにされた。(135〜140頁) |
70 | Japanese New Technology: The On-Site Sewage Treatment Plant | 単著 | 1991年 | Water Report, Vol.1, No.3, | 日本の新技術:オンサイト下水処理システムの概要の紹介。(pp.1-2) |
69 | An Overview of Dioxin Produced by the Pulp Industry | 単著 | 1991年 | Water report,Vol.1, No.2 | パルプ産業からのダイオキシン排出とそのリスク推定。(pp.1-3) |
68 | Capability of On-Site Treatment System in Japan: Case Study in the Tokyo Suburb of Nagareyama City | 共著 | 1991年 | Water Science and Technology, Vol.23, No.10-12◎ | オンサイトシステム(個人下水道)の適用可能性−流山市におけるケーススタディ。市域での、下水道計画の手法を提示。(pp.1835-1844)[共著者]中西準子、石渡幹夫、市村雅一 |
67 | リスク論(その2) | 単著 | 1990年 | 公害研究 第20巻第1号 | リスク評価のためには、1)人の健康リスク、2)生態系へのリスク、3)地球環境リスクが考慮されなければならないことを述べた。その後の、中西リスク論の展開の萌芽。(43-49頁) |
66 | リスク論(その1) | 単著 | 1990年 | 公害研究 第19巻第4号 | リスク評価の原理、必要性などを述べた論文。リスク評価は、価値観の違いを統合するソフトであり、様々な意見をもつ人の集団では、合意形成のために必須であることを強調した。(32-37) |
65 | The Determination of Strong Mutagen, 3-chloro-4-(dichloromethyl)-5-hydroxy-2(5H)-Furanone in Drinking Water in Japan | 共著 | 1990年 | Chemosphere, Vol.21, No.3◎ | 水道水中に含まれる、最も強変異原と推定されるMXを、日本の水道水中ではじめて定量した結果を報告。MXの検出は、世界で3番目。(pp387-392)[共著者]鈴木規之、中西準子 |
64 | 淀川における横方向拡散モデルを用いた流域下水道の影響評価 | 共著 | 1989年 | 水質汚濁研究 第12巻第3号◎ | 淀川において、排水が取水に与える影響を推定するためには、横方向の拡散を考慮しなければならない。横方向拡散を考慮する場合の、手法、拡散係数などについて検討し、結論を得た。また、横方向拡散を考慮して、下水処理水の放流位置の変更が提案された。(185-193頁)[共著者]木藤耕一、串部宏之、中西準子 |
63 | Mutagenicity of Drinking Water and the Relation to Total Organic Halogen | 共著 | 1988年 | Chemosphere, Vol.17, No.11◎ | 水道水中の変異原性とTOXを測定し、その関連性を論じた論文。我が国の水道水の報告事例として、貴重である。(pp.2219-2232)[共著者]木藤耕一、大月孝之、鈴木規之、中西準子 |
62 | Sewerage Policy and its Problems | 共著 | 1988年 | Campus Verlag | 日本の下水道政策とその問題点。裁判で係争中の事例を中心に、日本の問題点を抽出。(pp.311-319)Environmental Policies and Politics in Japan”, 都留重人、H. Weiden (Ed.) |
61 | TOX生成能による淀川水系の水質評価 | 共著 | 1987年 | 水質汚濁研究 第10巻第12号◎ | TOX生成能という水質指標を用いて、琵琶湖・淀川水系の水質調査を行った。琵琶湖・淀川水系とは、琵琶湖、桂川、木津川、宇治川の、計32地点の調査である。TOX生成能の指標から、下水処理場と取水地点、望ましい下水処理の程度などが提案された.また、本水系では、浄水場では塩素処理に代わる方法が使われるべきことも示唆された。(749-756頁)[共著者]木藤耕一、中西準子 |
60 | Total Organic Halogen (TOX) Formation Potential at an Activated Sludge Treatment Plant and Rivers | 共著 | 1987年 | Journal of Water Pollution Control Federation, Vol.59, No.8 ◎ | TOX(全有機ハロゲン)生成能を指標にした下水処理の機能とと河川の自浄作用の評価。この調査結果を用いると、下水道と水道を含む河川計画が合理的になる。なお、TOX生成能という水質指標は、我々の提案になるものである。(pp.767-773)[共著者]鈴木規之、中西準子 |
59 | Capacity Planning of Sewerage Systems under Uncertainty | 共著 | 1987年 | International Journal of Environmental Studies, Vol.29, No.2 ◎ | 人口、水使用量の将来予測の不確実性を考慮した場合、どのように下水道計画における最適容量を決定すべきかを、確率論を使って推定。最高でも、最もありそうな予測値の15%だけ大きい計画にすればいいことを示した。(pp.239-259)[共著者]市村雅一、中西準子 |
58 | Herbicide, CNP Contamination in the Lake Kasumigaura Basin | 共著 | 1987年 | Water Research, Vol.21◎ | 除草剤CNPによる霞ヶ浦流域の水系汚染。流入の季節変動などを解析した。また、底質コア試料の解析から、CNPの流出率を推定した。(pp.669-675)[共著者]小野洋、中西準子 |
57 | 化学物質の効用と危険性の両軸評価 | 単著 | 1987年 | 第2回環境工学連合会講演集 第2巻 | 学術会議主催のシンポジウムでの報告。農薬CNPの環境汚染の結果、及びそれに伴うリスクを評価した。同時に、CNPによるベネフィットも評価。リスクとベネフィットを勘案して、その使用の是非を考えるべきという主張を展開した。リスク・ベネフィット解析のはじめての論文。シンポシウム報告ではあるが、論文の内容はoriginal。(1-6頁) |
56 | 飲み水と発ガン性 | 単著 | 1986 年 | 公害研究 第15巻第4号 | 水道水中のトリハロメタンの実測結果、および、その発がんリスクの評価についての報告。当時、我が国では、トリハロメタンについは、行政機関からは公表されていなかったので、貴重な報告。多分、国内ではじめて、水道水の発がんリスクについて評価された事例。(22-29頁) |
55 | 除草剤 | CNPの 河川 における 挙動共著 | 1986 年 | 第 汚濁 学会 講演 集 | 20 回 水 質[共著者]小野洋、中西準子 |
54 | 霞ヶ浦の農薬汚染 | 共著 | 1986 年 | 水質汚濁研究 第9巻第7号 ◎ | 霞ヶ浦流域で、農薬の流出、底泥、生物への蓄積の状況を調べた結果の報告。412-415頁[共著者]小野洋、中西準子 |
53 | 淀川 | の 横断 方向 への 物質 収支共著 | 1986 年 | 陸水 | 学会 年 講 、51,112[共著者] 木藤 | 耕一 、中西準子、 他
52 | 下水道料金はなぜあがる | 単著 | 1985年 | エコノミスト 1985年9月17日号 | 下水道財政が赤字になり、料金を値上げしなければならない原因は、下水道計画に問題があるからであることを、解き明かした論文。費用負担のあり方についても提案。(48-59頁) |
51 | BODの時代は終わった | 単著 | 1985年8月 | 現代化学 | 独自の水質指標論。BODやCODの指標を変えるべきことを、実験結果を基に主張。(51−55頁) |