独立行政法人 産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター

平成17年度研究講演会

「詳細リスク評価書出版記念講演会−リスク評価の理念とノウハウ−」


参加希望者数が500名に達したため、参加申し込みの受付を締め切りました。またの機会によろしくお願いします。


私たちの研究センターは、今、「詳細リスク評価書」を次々と出版しています。「成果の出ない苦しい時期」を抜けだしたのです。あと2年間で、総計30の評価書を世に出します。これまでに開発してきたリスク評価手法や考え方をここに一挙公開します。そして、多くの方々から、ご批判も頂くことにしています。場所は、火を噴きつつある秋葉原。是非、ご参加ください。


主 催 :
  独立行政法人 産業技術総合研究所
会 期 :  2006年1月20日(金)午前9時55分〜午後6時
会 場 :  秋葉原コンベンションホール(千代田区外神田1-18-13秋葉原ダイビル2階)
協 賛 :  日本化学会、日本環境化学会、日本リスク研究学会、日本水環境学会、日本化学工業協会


  プ  ロ  グ  ラ  ム  

9:55〜10:00   開会の挨拶
セッション1 詳細リスク評価と環境濃度予測
10:00〜10:30  大気環境における暴露評価技術の開発とリスク評価への適用  東野 晴行(環境暴露モデリングチーム) 
【要旨】当センターで開発したモデルであるAIST-ADMERやMETI-LISについて、詳細リスク評価書や有害 大気対策に関する経済産業省産業構造審議会での活用事例などを紹介する。
10:30〜11:00   水圏生態リスク評価とそれを支える手法開発  東海 明宏(水圏環境評価チーム)  
【要旨】4−ノニルフェノール、トリブチルスズなど水圏生態系での、リスク評価で用いた暴露解析手法、有害性評価手法等について概説し、生態系リスク評価の今後の道筋を考える。
11:00〜12:00   総合討論「詳細リスク評価と環境濃度予測」

11:00〜11:15 コメンテーター : 森澤 眞輔 氏(京都大学大学院工学研究科教授)
11:15〜11:30 コメンテーター : 片谷 教孝 氏(山梨大学大学院医学工学総合研究部助教授)

12:00〜13:30   休憩
ポスターセッション
12:00〜13:30  

詳細リスク評価書 : 1,3-ブタジエン、TBT、ノニルフェノール、フタル酸エステル、1,4-ジオキサン、トルエン、ジクロロメタン、短鎖塩素化パラフィン、ビスフェノールA、p-ジクロロベンゼン

リスク評価ツール : AIST-ADMER、AIST-RAMTB、AIST-SHANEL、Risk Learning、METI-LIS、暴露係数ハンドブック、社会経済分析ガイドライン、RiskCaT-LLE

セッション2 特別講演
13:30〜13:40  来賓挨拶 獅山 有邦 氏(経済産業省製造産業局化学物質管理課長)
13:40〜14:10   特別講演 詳細リスク評価書が開いた扉  中西 準子(センター長) 
【要旨】化学物質リスク管理研究センターが必死で取り組んできた詳細リスク評価書は、確実に時代の扉を開いた。その先に見える世界について述べる。
セッション3 詳細リスク評価とヒト健康リスク
14:10〜14:40 化学物質の有害性がなぜCRMで評価できるのか  川崎 一(健康リスク評価チーム) 
【要旨】化学物質のリスクを適正に評価するには、健康影響(毒性)を適切に評価する作業が不可欠である。しかし、CRMはライフサイエンスの専門機関ではない。しかし、CRM独自の評価をだすべく努力してきた。そのための工夫の一端をお話ししたい。
14:40〜15:10   暴露経路の確認と変動性を考慮した暴露解析  吉田 喜久雄(リスク解析研究チーム) 
【要旨】リスク評価のためには、変動性を考慮した高暴露集団の適切な特定と環境排出源からヒトや環境生物に至る主要な暴露経路の明確化が必須である。これらの事例を紹介し、新しく開発した手法とそれらの検証結果について述べる。
15:10〜15:30 休憩
15:30〜16:00 リスク評価の方法論と展望  蒲生 昌志(リスク管理戦略研究チーム)
【要旨】これまでに詳細リスク評価書で採用された方法論は、物質ごとの試行錯誤によるものという側面もあった。本発表では、それらを整理して相互に比較することにより、化学物質リスク管理研究センターにおけるリスク評価の基本的な枠組みを明らかにする。また、今後の展望を論じる。
16:00〜16:30    定量的リスク評価に対応した社会経済分析の方法と課題  岸本 充生(リスク管理戦略研究チーム) 
【要旨】リスク削減対策の費用と効果の指標の選び方や推計方法、あるいは結果の解釈の仕方などをレビューし、成果と課題を整理する。さらに,定量的リスク評価の手法ごとに適した社会経済分析の方法を提案する。
16:30〜17:55 総合討論「詳細リスク評価とヒト健康リスク」

16:30〜16:45 コメンテーター : 柳沢 幸雄 氏(東京大学大学院・新領域創成科学研究科教授)
16:45〜17:00 コメンテーター : 武林 亨 氏(慶應義塾大学医学部教授)
17:00〜17:15 コメンテーター : 加藤 順子 氏(三菱化学安全科学研究所 リスク評価研究センター長) 

17:55〜18:00 閉会の挨拶

問合せ先: 

独立行政法人 産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター
    申込方法: 

参加希望者数が500名に達したため、参加申し込みの受付を締め切りました。またの機会によろしくお願いします。

 会場 : 秋葉原コンベンションホール 
      〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13 
                    秋葉原ダイビル2階

 

 交通のご案内
 ●JR秋葉原駅(電気街口)・・・・・・・・・・徒歩1分
 ●地下鉄銀座線末広町駅(1・3番出口) ・・・徒歩3分
 ●地下鉄日比谷線秋葉原駅(2・3番出口)・・・徒歩4分
 ●つくばエクスプレス秋葉原駅 ・・・・・・・ 徒歩3分


化学物質リスク管理研究センター

独立行政法人 産業業技術総合研究所