−お知らせ−

 

学会発表(2007年8月〜10月)

第3回ナノテクノロジーの労働・環境衛生に関する国際シンポジウム
台北、台湾、8月29〜9月1日

3rd International Symposium on 
Nanotechnology,Occupational and Environmental Health
August 29 - September 1, Taipei, Taiwan

小倉 勇、櫻井 博、蒲生昌志
・Dustiness testing of engineered nano-materials



■第48回 大気環境学会年会

岡山理科大学(岡山県岡山市)、9月5〜7日

井上和也、吉門 洋、東野晴行
・関東地方におけるオゾン濃度の前駆物質排出量に対する感度の推定

井上和也、安田龍介、吉門 洋、東野晴行
・「リスク評価用次世代大気モデル」の開発と検証

井上和也、篠崎裕哉、吉門 洋、東野晴行
・関東地方におけるオゾンの曝露・ヒト健康リスク評価

小野恭子、豊田照子、嶋田真次
・日本における大気中六価クロム濃度の実測および吸入暴露評価

梶原秀夫、高井 淳、吉門 洋
・METI-LISモデルを用いた高濃度観測地点周辺における発生源逆解析
−新潟県燕におけるトリクロロエチレンについて−

川本朱美、恒見清孝
・局所におけるニッケルの暴露解析 (1) 大気排出量の推定 

岸本充生
・大気汚染防止法改正によるVOC削減対策の費用対効果

篠崎裕哉、高井 淳、井上和也、吉門 洋、東野晴行
・空気清浄機からのオゾン発生と室内オゾン濃度の推定 

篠崎裕哉、井上和也、東野晴行
・植物に対するオゾンのリスク評価 

恒見清孝
・アンチモンの大気中濃度の推定 

恒見清孝、川本朱美
・局所におけるニッケルの暴露解析 (2) 大気中濃度分布の推定 

東野晴行、篠崎裕哉、吉門 洋
・ADMERサブグリッドモジュールを用いたベンゼンの曝露人口推定


(社)環境科学会2007年年会
長崎大学、9月10〜11日

手口直美、神子尚子、吉田喜久雄
・フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)のヒト健康リスク評価 (論文賞受賞記念講演)


環境経済・政策学会2007年大会
滋賀大学、10月7〜8日

岸本充生
・自主的取組は費用効果的か?−揮発性有機化合物(VOCs)の場合

栗山浩一、岸本充生、金本良嗣
・死亡リスク削減の経済的評価とスコープテストによる信頼性の検証

佐脇政孝、井上佳久、岸本充生、増田幸治
・産業部門の環境効率指標を用いた新技術評価法の開発

柘植隆宏、岸本充生、竹内憲司
・表明選好法による次世代リスクの経済評価


■第44回 欧州毒科学会 
アムステルダム、オランダ、10月7〜10日

44th Congress of European Society of Toxicology
October 7-10, Amsterdam, Netherland

納屋聖人
・Toxicity assessment of chemical mixture; combinations of carbon tetrachloride, phenobarbital, chlofibrate in vitro


■第17回 国際暴露分析学会年会
米国ノースカロライナ州ダーラム、10月14〜17日

17th Annual Conference of International Society of Exposure Analysis
October 14-17, Durham, North Carolina, U.S.A.

小野恭子、豊田照子、嶋田真次
・Determination of airborne hexavalent chromium (Cr(VI))fractionated by particle size and estimation of ambient air concentration of Cr(VI) in Japan


<編集後記> 

「新技術や新物質には、スペックのひとつとしてリスク評価の結果、リスク管理の方法が付け加えられるべきである」というCRMの主張に対応する具体的なプロジェクトとして、「工業ナノ材料のリスク評価」に関する研究が多角的に進められています。昨年7月発行のニュースレター第16号では、第1回目の特集として、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の平成18年度新規研究開発プロジェクト「ナノ粒子特性評価手法の研究開発」をご紹介しました。ニュースレター第20号では、特集−その2−として、NEDOのプロジェクトに先行して進められていたナノテクノロジーの国際標準化におけるCRMの取組みと成果、そして、独自の新たな試みであるNano-Risk-Net-Panelを取り上げました。この分野におけるCRMの研究活動には国際的な関心も高まっています。既存化学物質のリスク評価での経験と成果を基に、対象を拡大するCRMのリスク評価研究にご注目下さい。

  


化学物質リスク管理研究センター

独立行政法人 産業技術総合研究所