−お知らせ−
◆CRM人事異動(10月16日付)冨永 衞 副センター長 退任 吉田 喜久雄 副センター長 就任(リスク解析研究チーム、チームリーダー兼任)
* 新副センター長の就任ご挨拶をCRMホームページに掲載いたしました。
◆NEDOプログラム成果報告会開催予定2007年1月22、23日、東京ビッグサイトにおいて、(独)新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の委託研究「化学物質総合管理プログラム・化学物質リスク評価及びリスク評価手法の開発プロジェクト(NEDOプログラム)」の成果を報告するワークショップと講演会が開催されます。プログラムの詳細と参加申込については、CRMホームページをご覧ください。
◆学会発表(2006年11月〜2007年1月)
■第27回北米環境毒性化学会年会
カナダ、モントリオール、11月5〜9日
SETAC North America 27th Annual Meeting 2006 5-9 November, Montreal, Quebec, Canada
岩崎雄一、加賀谷隆、宮本健一、松田裕之
・Ecological risk assessment of heavy metals to freshwater benthic macroinvertebrate assemblages based on field survey in the Hasama river basin, Miyagi, Japan
加茂将史
・A novel approach for evaluating population-level risk for aquatic species: a case study of Zinc
内藤 航
・Multiple-tiered approaches to evaluate risk of lead on aquatic organisms in Japan林 彬勒、孟 耀斌、松浦聡子、東海明宏
・Population-level ecological risk assessment on alcohol ethoxylate surfactant mixtures
■日本リスク研究学会 2006年度 第19回研究発表学会
産業技術総合研究所つくば中央共用講堂、11月11〜12日
荒川千夏子、酒井めぐ美、吉田喜久雄
・太陽光発電導入によるヒト健康リスク削減の費用便益分析
岩田光夫、村井水保、山口治子、東海明宏
・臭素化ジフェニルエーテル類(BDEs)の有害性評価の現状と動向−特にDeca-BDEについて−
小野恭子
・室内における化学物質濃度およびその分布の推定方法に関する検討−p-ジクロロベンゼンを例に−
小倉 勇
・ダイオキシン類の暴露量に対する国内環境対策の効果梶原秀夫、高井 淳、吉門 洋
・ETI-LISモデルを用いた大気汚染物質の発生源逆解析−有害大気モニタリングデータを用いて−
神谷貴文、小野恭子、蒲生吉弘
・クロムの土壌への沈着量推定および土壌生態リスク評価蒲生昌志、斎藤英典
・RiskCaT-LLE(損失余命の尺度に基づくリスク計算機)の開発川本朱美、恒見清孝
・ニッケルの国内排出量推定と発生源寄与推定発岸本充生
・確率的生命価値(VSL)とは何か−その考え方と欧米での利用−倉田健児
・遺伝子組換え作物の栽培を巡る議論への視点篠原直秀、納屋聖人、蒲生昌志
・アセトアルデヒドのリスク評価恒見清孝、川本朱美
・ニッケルの吸入暴露による発がんリスク評価東野晴行、篠崎裕哉、中西準子
・曝露・リスク評価大気拡散モデル(ADMER)Ver.2.0の開発−サブグリッドモジュールの導入−山口治子、東海明宏
・DecaBDEのヒト健康に関する発生源の特定と暴露評価吉田喜久雄、手口直美
・日本における化学物質のヒト健康リスク初期評価結果の解析林 彬勒、孟 耀斌、松浦聡子、東海明宏
・アルコールエトキシレートの生態リスク評価
■室内環境学会 2006年度総会
東京、11月27〜28日
篠原直秀、片岡敏行、高峰浩一、中村利美、本橋勝紀、西島宏和、佛願道男、蒲生昌志
・多室間換気測定法の確立および適用
■リスクアナリシス学会 2006年年次総会
米国メリーランド州ボルチモア、12月3〜6日
2006 Society for Risk Analysis Annual Meeting December 3-6, Baltimore, Maryland, USA石川百合子、川崎 一、林 岳彦
・Risk assessment and management of chloroform in Japan
岸本充生、柘植隆宏、竹内憲司
・Who should be saved?: Evaluating child safety from societal perspective恒見清孝、東海明宏
・Identification of emission source of antimony and antimony compounds into the air東野晴行、篠崎裕哉、中西準子
・Atmospheric dispersion model for exposure and risk assessment (ADMER) version 2
- development of a sub-grid module -
<編集後記>
これまでも2度のオイルショック、湾岸戦争の影響など、私たちは石油製品の価格が大きく変動したことを何度か経験していますが、2004年以降、国際的な原油価格の高騰を受け、石油製品の価格は現在上昇を続けています。原油高の問題だけではなく、地球温暖化防止のため温室効果ガス排出量削減の必要性からも、石油、石炭、天然ガスといった従来のエネルギーから新たなエネルギーへの転換が進められています。化学物質のリスク評価・管理プロジェクトにおける成果と経験を、新規エネルギーとして高い期待が集まっている太陽光発電、バイオ燃料のリスク評価に適用するCRMの新しい取組みにご期待下さい。