研究 Research

研究概要

放射EMI計測用アンテナ、無線通信用アンテナ用各種標準アンテナの整備、各種アンテナのアンテナ利得校正方法やアンテナパターン測定法等特性測定方法の研究開発を行っています。
さらに、50 Hz以上の低周波磁界標準の整備、20 MHz以上の電界標準の整備と校正方法に関する研究開発、光ファイバ無線技術を用いた電磁界計測と国際標準化にも取り組んでいます。

アンテナ近傍界測定法

アンテナの近傍界放射パターンを測定し、遠方界放射パターンを求めることができる測定法の研究開発を実施しています。IEEE Std. 1720-2012に準拠した平面走査近傍界測定法、円筒走査近傍界測定法での測定を実施可能です。
当研究グループが開発した光電界プローブを用いたアンテナ近傍界測定法は、IEC TR 63099-1:2017として発行されており、測定を実施可能です。
また、カット面のみの近傍界放射パターン測定結果から遠方界のカット面放射パターンを算出する技術の研究開発を実施しています。
主に、3G、4G基地局用アンテナの測定、船舶レーダ用アレイアンテナの測定等が可能です。

測定方法
■アンテナ近傍界測定法
1720-2012 - IEEE Recommended Practice for Near-Field Antenna Measurements
■光電界プローブを用いたアンテナ近傍界測定法
IEC TR63099-1:2017 Transmitting equipment for radiocommunication - Radio-over fibre technologies for electromagnetic-field measurement - Part 1: Radio-over-fibre technologies for antenna measurement
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第6世代移動通信に向けた300 GHz帯アンテナ標準供給とアンテナ測定

第6世代（6G）移動通信システムでは、110 GHz以上の周波数を利用することが検討されています。
当研究グループでは、6Gで検討されている周波数帯の一つである220 GHz～330 GHzのアンテナ利得標準を開発しました。2020年4月から民間企業からの測定依頼の受付を開始します。

光技術を用いたアンテナ測定と国際標準化

光ファイバ無線（RoF: Radio over Fiber)技術を用いたアンテナ測定装置、マイクロ波デバイス測定装置、アンテナ測定技術を開発しています。
さらに、開発技術のIEC TC103での国際標準化、AISTベンチャー企業の設立による開発装置の販売も予定しております。
30 MHz～110 GHzで、光技術を用いたアンテナ測定が可能です。

■光技術を用いたアンテナ測定（PDF 64MB）
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