創エネルギー研究部門

現在位置組織 > エネルギー・環境領域 > 創エネルギー研究部門 > 研究成果 > 受賞

受賞

受賞 2016年

受賞名 第5回JACI/GSCシンポジウム GSCポスター賞
受賞日 2016年6月3日
受賞者 創エネルギー研究部門 エネルギー触媒技術グループ
尾西 尚弥 産総研特別研究員
概要 ポスター「均一系触媒を用いたギ酸分解による水素の大量発生」で受賞しました。

【研究の概要】
環境低負荷型社会を実現するため、新たなエネルギー媒体として水素が注目されている。しかしながら、水素は爆発性を有し、また、常温常圧でガスであることから、物理的な貯蔵や輸送には改善の余地がある。そのため、水素を化学貯蔵物質へと変換する手法が注目されており、その一つとして、ギ酸が候補として挙げられる。ギ酸は、人体・環境への負荷が低く、常温常圧下において液体であり、また、水素を4.3wt%保管できる。Fig 1.に示すギ酸を水素キャリアとするサイクルは、水中、かつ、均一系にて達成が可能であり、Ir触媒を用いた反応系が盛んに研究されている。本研究では、高耐久性かつ高活性触媒を開発し、これまで報告例の無いギ酸からの大量水素製造を達成したため、その内容について報告する。

当研究室においては、触媒活性を向上させる手法として、金属中心の電子密度を高めることが有効であることを既に報告している。そこで、高い電子供与性効果が期待される新規配位子を有するIr触媒を合成した。新規触媒を用い、ギ酸分解反応を水中にて行ったところ、従来のピリジンやイミダゾールを配位骨格とする触媒に比べ、高活性を示すことが明らかとなった。また、同触媒を用い、耐久性試験を行ったところ、非常に高い耐久性を示すことを明らかにした。具体的には、[HCOOH] = 10 M、 [cat] = 10 µM、 50 ℃、 1Lスケールにてギ酸分解を行ったところ、約2週間にわたり活性を示し続け、最終的に 1 m3 のガスを発生させることに成功した(Fig 2.)。途中、ギ酸を追加したが、失活することなく反応は完了した。

  
※ 画像クリックで拡大表示します
受賞名 日本化学会第96春季年会 優秀講演賞(産業)
受賞日 2016年4月12日
受賞者 創エネルギー研究部門 エネルギー触媒技術グループ
尾西 尚弥 産総研特別研究員
詳細情報 https://www.csj.jp/nenkai/96haru/8-5.html#3
概要 講演題名「ギ酸の脱水素化による水素の大量製造」で受賞しました。

受賞 2015年

受賞名 2015年度 炭素材料学会 学術賞
受賞日 2015年12月3日
受賞者 創エネルギー研究部門 エネルギー変換材料グループ
曽根田 靖 主任研究員
詳細情報 http://www.tanso.org/contents/award/award2015syo.html
研究業績 「ナノカーボン材料の組織制御と高性能蓄電電極材料への展開」
受賞名 平成27年 日本熱物性学会賞 奨励賞
受賞日 2015年10月20日
受賞者 創エネルギー研究部門 メタンハイドレート生産システムグループ
室町 実大 研究員
詳細情報 http://www.netsubussei.jp/award.html
研究業績 「セミクラスレートハイドレートの熱力学的安定性に関する研究」
受賞名 2015年度 日本雪氷学会 平田賞
受賞日 2015年9月15日
受賞者 創エネルギー研究部門 メタンハイドレート生産技術グループ
木田 真人 研究員
詳細情報 http://www.seppyo.org/articles/news2015/l7bf4g
研究業績 「ガスハイドレートのガス包蔵性と安定性に関する研究」
受賞名 平成27年度 国土技術開発賞 最優秀賞
受賞日 2015年7月30日
受賞者 創エネルギー研究部門 炭素資源転換プロセスグループ
鈴木 善三 上級主任研究員
詳細情報 https://www.aist.go.jp/aist_j/news/prize/itemid025-001875.html
概要 「過給式流動燃焼システム」

 公共インフラである下水道システムでは、下水処理の過程で余剰汚泥が大量に発生し、そのほとんどは減容化・安定化のため焼却処理されており、エネルギー多消費型のプロセスがほとんどである。これに対して「過給式流動燃焼システム」では流動層形式を維持し、焼却炉を0.15MPaG程度の加圧条件で、燃焼で生じる排ガスを過給機に導入した。これにより、送風・排気ファンが不要となり、電力使用量が60%以上削減された。また、加圧条件のため焼却炉が小型となり熱損失が低下し、補助燃料も大幅に削減可能となった。加えて、高温燃焼により、温暖化ガスであるN2Oの排出量がこれまでの 1/2 ~ 1/3 となった。省エネルギーと環境対策を両立した新しい焼却システムとすることができた。本システムは、すでに東京都などの自治体に導入され、4基が稼働中で、業界でも高い評価を受けている。
ページの先頭へ

産総研内の受賞情報は 産総研 > ニュース > 受賞 にてご案内しています。


最終更新日 2016.6.28