産業技術総合研究所 国際部門 国際標準協力室

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   1.国際文書: GUM&VIMの現状

二つの国際文書に関する編集・改訂等の国際会議(審議)が JCGM (Joint Committee for Guides in Metrology) において進められている。検討内容が多岐にわたるためと8国際機関 (BIPM, IEC, IFCC,ILAC,ISO, IUPAC, IUPAP,OIML) の合意を得るために多くの時間を費やしているが、各機関から参画の専門家により構成される JCGM メンバーの努力により、全体としてはよい方向に向かっている。[ WG1:GUM、WG2:VIM ]

GUM  ( 計測における不確かさの表現のガイド )
補完文書1の編集作業進行中 : February 14-18, 2005に会合、次回は2005年7月又は10月を予定。
新たに、Introductory Guideを早急に編集する予定(日本からの寄与も重要)。

VIM  ( 国際計量基本用語集 )
第3版を編集中 : February 21-25, 2005に会合、次回会議は5月30日〜6月3日を予定。




   2.CIPM MRAに関連してSubcontracting の概念を導入

メートル条約のもとでのCIPM MRAでは、その基盤となるBIPMへのデータベース(KCDB : Key Comparison Database)の登録が各NMI ( National Metrology Institute ) を中心として積極的に進められている。しかし、その国の NMI 単独では、必ずしも全体を包含できない場合があるので、それを支援する体制をも認める方向で検討が進められている。その一つが、Designated Institute の指名であり、そのほかに Subcontracting で参画の概念が導入されている(第13回JCRB/Sep., 2004の会議にて合意)。Subcontracting の内容としては、次の例が挙げられている。

@高価な設備の共同使用を意図するSubC [ reactor等 ]

A標準の供給を主体とする機関とのSubC

BNMIより小さな不確かさを供給できるSubC [ unique length comparator等 ]
  → ( subcontracted )collaborating laboratory も品質システムの整備が必須
→ ( subcontracted )collaborating laboratory と designated institute とは異なる。共同署名は可能。




   3.標準物質の適合性評価にISO Guide 34を積極導入

メートル条約下でのCIPM MRAにおいては、CMC (Calibration and Measurement Capability : 校正測定能力)として、技術的要求事項と共に、品質マネジメントシステムの構築が求められており、ISO/IEC 17025相当の内容がその指標とされている。このような状況のもとに標準物質の分野では、ISO Guide 34 (JIS Q 0034 : 標準物質生産者の能力に関する一般要求事項)がISO/IEC 17025を補完する内容として認知された。
[ 2005年2月21日付け:JCRB議長名の文書 ]

なお、日本では、NMIJがすでにISO Guide 34の要求事項を標準物質の認証に際して導入済みであり、IAJapanによる適合性評価の重要な文書としても認識されている。




   4.BIPM/ILACの連携

Workshop on Regional Issues surrounding Accreditation: March 7-8, 2005
NMIを代表するBIPMと国の認定機関NAB (National Accreditation Body) を代表するILAC (International Laboratory Accreditation Cooperation) との間で、共通の課題を検討する場として、MoUに基づく定期的な会合がもたれている。この度、これらの課題を集中的に議論するための表記Workshopが開催された。主な議論の内容は次のとおりである。
*議論の内容

・CIPM MRAの主目的は、ILAC MRAを支援することであり、標準の供給とトレーサビリティの確保との両面からの両組織の間で共通認識の確保が重要。

・計量標準の同等性を確認するためのルートとして、KCDBの活用がある。また、認定業務にNMI職員の技術力を活用することがあげられる。
さらに、CIPMの基幹比較と技能試験の連携を検討することも効果的。

・BMCとCMCの概念の明確化を図ること(さらなる合意が求められる)

・CMCと認定のタイミングに注視する必要がある。

・研究機関の審査員の公表の問題を検討すべき。

・審査員の経費の検討

・審査員教育を共通の課題とすべき。

・助言の範囲はどこまでか。

・校正業務におけるNMIと認定試験所との競合への対処

・NMIと認定業務の分離の課題

・JCTLM関連の課題が紹介された。


上記の会議議事録(案)には、付録として次の二つの文書が添付されている。 

重要] (いずれもJCRBで検討の文書)

*CMCの定義: 
   CIPM MRAに使われる用語としての定義(不確かさの扱いも含む)


*校正証明書に記述する内容



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