計量標準総合センター : National Metrology Insutitute of Japan (NMIJ)

工学計測標準研究部門
強度振動標準RG
穀山 渉さん
工学計測標準研究部門
気体流量標準RG
岩井 彩さん
物理計測標準研究部門
量子電気標準RG
大江 武彦さん
物理計測標準研究部門
高周波標準RG
木下 基さん
物質計測標準研究部門
ガス・湿度標準RG
天野 みなみさん
物質計測標準研究部門
粒子計測RG
村島 淑子さん
分析計測標準研究部門
放射線標準RG
清水 森人さん
分析計測標準研究部門
X 線・陽電子計測RG
オロークブライアンさん

PROFILE
村島 淑子さん
Yoshiko MURASHIMA
物質計測標準研究部門
粒子計測研究グループ
入所年 2014 年

一番つまずいた分野だったからこそ、敢えて進んだ道
研究内容

「気中粒子の粒径分布標準の開発、PM2.5自動測定器の評価」

 「違うベクトルのものは、面白い」。
 日頃からそう感じている村島さんは、高校生までス ポーツに全く興味がなかったが、大学に入学してから、 急に思い立って合気道を始めた。そんな彼女の研究 は、大気中の粒子。大学の時の研究も似たようなこ とを行っていて、大気中の粒子が海に落ちた時にど のような影響を及ぼすか、大気中の粒子を測ってい たという。
 「学部の時の先生は、富士山の山頂で粒子を測っ ていたし、大学院の時の先生は、海で船に乗って粒 子を測っていた」。教授と言うより、山男、海男みた いな方たちで、人間としても尊敬できたと村島さん。 当時、測定方法では特に怒られた。「そんな精 度では実験データとは言えない。」と言われた。 計測について興味を持ったのは、その教授たち の影響が大きいのだそうだ。
 村島さんは大学生の時から、自然科学 系の研究者になりたいと思っていた。しか しいざ大学、大学院と行ってみると、最 初の測定方法でつまずくということがあまり にも多かったという。特に富士山の山頂や 海はきれいで、粒子も何もない。何もない所 で粒子が1 個2 個ある差が、どれだけ大きい かということ。自分自身、そんな測定方法で つまることが多かったので、測定分野に興 味を持った。測定が一番つまずいて、そし て考えた所だったので、敢えて進みたいと 思ったのだという。
 村島さんの場合は、研究していた分野とわりと近い ので大学での研究が直接的に活かされているという。 もともと海に持って行って測定していた装置の校正を、 現在行っている。使っていた装置が研究室にたくさ んあることが、入所した時には不思議な光景に感じら れた。今はメーカー側の立場に立つことが多く、昔自 分が湿度の高い船に装置を持って行ったことは、装 置に対してひどい扱いをしていたのだと思った。でも、 ユーザの立場で考えれば、劣悪な環境下でも測れな ければならないこともわかっている。今は逆に、外に 出ないとユーザの声がわかり難いので、ユーザー側 の視点がわかることが一番役立っているのだそうだ。
 現在PM2.5などのトピックがとても注目されていて、 実際に標準をつくろうとしているという。でも何を標 準とすべきなのかを悩んだりと、単純につくれる訳 ではない。だから調査研究をしっかり行って、 自分がユーザの立場に立って、必要だと考え る標準を提供して行けたらと。
 仕事が終わると職場の同僚や先輩と飲みに 行くことも多い。他の分野の方もいるので、何 に注意しているか、どういうことで悩むかというこ とも違っていて、それが面白いと思う。「新人さ んが入ってくれるのは、すごく嬉しいし、力に なりたいと思いますし、飲み会のメンバーにも 加えたい」。そう笑顔いっぱい、村島さんは 話してくれた。
村島 淑子さん 村島 淑子さん
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