計量標準総合センター : National Metrology Insutitute of Japan (NMIJ)

工学計測標準研究部門
強度振動標準RG
穀山 渉さん
工学計測標準研究部門
気体流量標準RG
岩井 彩さん
物理計測標準研究部門
量子電気標準RG
大江 武彦さん
物理計測標準研究部門
高周波標準RG
木下 基さん
物質計測標準研究部門
ガス・湿度標準RG
天野 みなみさん
物質計測標準研究部門
粒子計測RG
村島 淑子さん
分析計測標準研究部門
放射線標準RG
清水 森人さん
分析計測標準研究部門
X 線・陽電子計測RG
オロークブライアンさん

PROFILE
岩井 彩さん
Aya IWAI
工学計測標準研究部門
気体流量標準研究グループ
入所年 2013 年

自由に任せてもらえる環境が新しい可能性を生む
研究内容

「気体大流速標準の維持・供給および高度化に関する研究」

 実家が兵庫県の明石市。海辺の町で、小さい頃 から磯遊びが好きだったという活発な岩井さんは、台 風レベルの速い風、風速で言うと40 m/s から90 m/sまでの風をきちんと測るという研究をしている。高 校生の時に、野口宇宙飛行士のフライトを見て宇宙 に興味を持った。でも宇宙に行くための手段を学ぶ 工学の研究ではなかった。行った先の世界を学ぶ理 学の研究をしたくて、天文学が学べる大学を選んだ。 大学では、実際に望遠鏡を使って小惑星の 観測をしていたのだそうだ。
 就職活動をしていたある日、企業などの説 明会が大学で行われていた。通常ならば理 学系企業のブースに行くのだけれど、その日 はたまたま工学系企業のブースに顔を出してみ たところ、初めて産総研の存在を知った。そして、 測ることを研究するという不思議な研究に出会い、 興味を持ったのだ。
 自分たちは、測定したデータを使って研究をす るというのがあたり前だったが、「測るという方法」 を研究するという視点が面白いと思った。直観的 に『これだ!』と思ったのだという。
 入所3 年目で初めて研究成果を発表した時、社 会の役に立っているという実感が得られた。新しい風 を測ることは一通り出来たので、この技術を今後は他 の人にも使ってもらいたい。そのためには「新しい風 は、こんなところにも使えますよ」と、他の様々な技術 とも結び付けて新しい用途を提案するなど、技術の 普及方法についても考えて行きたい。
 気の合う同期や仲間と出会えて、一緒に働けるこ とが嬉しい。みんなでご飯を食べたり、遊びに行ったり。 研究を進めて行くとどうしてもうまく行かないなと思う時 がある。その時は、一歩引いて、他の研究をしてい る人と話をしてみたり、ちょっと違う方法で測定し てみようかと工夫したりすることで、また新しい 考え方が出来るのだと。
 修士卒を研究職として採用しているのは、 産総研の中でも計量標準総合センターだ けだ。計量標準総合センターは研究が 好きな人、新しい世界を知りたい人にもお すすめだと岩井さん。これからも流行の 物を取り入れつつ、色々な所とコラボレー ションしつつ、風の研究を進めていきたい そうだ。
 そして、自分にこんなに合う所は、他に はないと岩井さん。「自分のペースで研究出 来る環境の自由さも、新しい発想を導き易い。 調べたいと思ったその時に、時間がとれるの は研究にとって、とってもありがたいこと」。自 由かつ自律した環境が、新しい風を取り入 れる可能性を広げる。
 初めて親元を離れ、一人暮らしをしながら 大好きな研究に励んでいる岩井さんは元気 いっぱいだ!! これから、もっともっと風の研 究に、新しい風を吹かせてくれることだろう。
岩井 彩さん 岩井 彩さん
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