磁性粉末冶金研究センター紹介
磁性粉末冶金研究センターについて
持続可能な社会の構築を材料、特に磁性材料、の力で支援することを目的とし、当研究センターでは、資源リスクを回避できる高性能耐熱磁石やエネルギー損失の少ない高性能ソフト磁性材料の開発、磁気熱量材料を使用した温暖化ガスを不要とする次世代高効率冷凍システムの開発を実施中です。産業としての展開を見据え、新規磁性材料の創製のための材料開発ならびにそのプロセス開発を進めます。材料開発のための材料設計、材料組織制御、計算科学などを駆使し、実験室レベルから実用段階にいたるまで一貫した開発を進めます。特に実用レベルの開発においては、積極的に企業と連携して進めることで製品化への道筋を早期につけることをめざします。 |
センター長あいさつ
「磁性粉末冶金研究センター」という名称の「冶金」という少々レトロな名前には、「材料を作る」という私たちの意志を込めております。国立の研究所として、モノづくりの基盤を構築することが重要だと思っています。
歴史的には、産総研・中部センターの前身であります名古屋工業技術試験場として開設された1952年当初から粉末冶金や鋳造などの金属材料を作る研究・開発を脈々とやっていました。
また、1956年からフェライトの研究もしておりましたが、1980年代にはその役割を終えました。それから現在に至るまで約30年の間に、世の中では様々な用途で磁性材料が使用されております。また、複雑な社会情勢や、持続的な発展のために、新しい磁性材料が果たす役割は、地味ではありますが非常に重要だと考えています。
当研究センターでは、社会ニーズに対応できる新しい磁性材料の開発や、シーズを社会に役立てるための技術を作り出すことを目的に、日々研究活動を進めております。
磁性粉末冶金研究センター長 尾崎 公洋
組織
磁性粉末冶金研究センター 組織図
研究チーム
- ハード磁性材料チーム
研究チーム長:高木 健太(兼務) - エントロピクス材料チーム
研究チーム長:藤田 麻哉 - ソフト磁性材料チーム(2020年度まで)
研究チーム長:多田 周二(兼務) - 磁性材料プロセスチーム
研究チーム長:田村 卓也 - 特性予測プロセス設計チーム
研究チーム長:細川 裕之
連絡先
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 磁性粉末冶金研究センター
〒463-8560 愛知県名古屋市守山区下志段味穴ヶ洞2266-98 中部センター
電話:052-736-7680 FAX:052-736-7681
Eメール:magmet_contact-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)