開催概要
有機ケイ素材料は、電子、医療、宇宙・航空、食品などの様々な分野で代替不可能な重要な役割を担っている材料です。有機ケイ素材料は分子構造によりその物性が大きく変化するため、高機能・高性能な有機ケイ素先端材料の開発には、構造が精密に制御された有機ケイ素材料開発が必要となります。
NEDO有機ケイ素先端材料開発技術者養成に係る特別講座では、今後、益々の需要が高まる有機ケイ素先端材料の社会実装を拡大・促進するための「場」(拠点)を構築し、有機ケイ素先端材料開発の技術を担う人材を育成することを目的としています。また、この拠点を中心として多方面の人材の交流とサンプルワークや分析・評価の支援・アドバイスを行う周辺研究等の取組みを通じて、新しい分野・用途となり得る多種多様な専門領域においても、当該技術を担う人材が育つという「好循環」を形成することを目指しております。
本講座では、産業技術総合研究所・群馬大学・早稲田大学の各機関で講義および実習を行います。各機関の先生方による講義だけでなく、実習による有機ケイ素先端材料への取り組みを学べる大変有益な機会となっております。「これから有機ケイ素材料を利用した新たな事業をお考えの企業の方」「過去に有機ケイ素材料事業を試みたが中断した企業の方」など、今後、有機ケイ素材料事業の展開をご検討されている多くの企業の方に御参加いただけることを期待しています。
開催場所
産業技術総合研究所
講座
2023年度前期 (終了しました)
Q単位シロキサン化合物の製造技術、分析評価技術講座
オルトケイ酸とそのオリゴマーの性質、オルトケイ酸の合成、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義- Q単位かご型シロキサン化合物の合成方法
- Q単位かご型シロキサン化合物の分析方法
- オルトケイ酸のかご型8量体とクロロシランとの反応による、Q単位かご型シロキサン化合物の合成
- 合成したQ単位かご型シロキサン化合物の精製
- 精製したQ単位かご型シロキサン化合物の核磁気共鳴分光分析および質量分析
2023年9月21日(木)、9月22日(金)
プログラム1日目 13:30~16:00
【講義】 趣旨説明、オルトケイ酸とそのオリゴマーの合成方法
1日目 16:00~18:00
【実習】 シリケートのカチオン交換によるQ8H8およびQ単位かご型シロキサン化合物の合成
2日目 9:00~10:00
【実習】 Q8H8およびQ単位かご型シロキサン化合物の合成の核磁気共鳴分光分析
2日目 10:00~11:30
【実習】 Q8H8およびQ単位かご型シロキサン化合物の合成の質量分析
以下の方法にてお申し込みください。
申込締切:2023年9月11日(月)*
以下の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
申込フォーム*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
2023年度後期
Q単位シロキサン化合物の製造技術、分析評価技術講座
オルトケイ酸とそのオリゴマーの性質、オルトケイ酸の合成、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義- Q単位かご型シロキサン化合物の合成方法
- Q単位かご型シロキサン化合物の分析方法
- オルトケイ酸のかご型8量体とクロロシランとの反応による、Q単位かご型シロキサン化合物の合成
- 合成したQ単位かご型シロキサン化合物の精製
- 精製したQ単位かご型シロキサン化合物の核磁気共鳴分光分析および質量分析
2023年12月18日(月)、12月19日(火)
プログラム1日目 13:30~16:00
【講義】 趣旨説明、オルトケイ酸とそのオリゴマーの合成方法
1日目 16:00~18:00
【実習】 シリケートのカチオン交換によるQ8H8およびQ単位かご型シロキサン化合物の合成
2日目 9:00~10:00
【実習】 Q8H8およびQ単位かご型シロキサン化合物の合成の核磁気共鳴分光分析
2日目 10:00~11:30
【実習】 Q8H8およびQ単位かご型シロキサン化合物の合成の質量分析
以下の方法にてお申し込みください。
申込締切:2023年12月4日(月)*
以下の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
申込フォーム*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
2023年度ワークショップ
Q単位シロキサン化合物の製造技術、分析評価技術講座
オルトケイ酸とそのオリゴマーの性質、オルトケイ酸の合成、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
開催日程2024年3月1日(金)
プログラム13:00-13:30 受付
13:30-13:40 開会挨拶・趣旨説明
13:40-14:30 ゾル・ゲル法によるポリシロキサンの合成
(東京理科大学 郡司天博 教授)
14:30-14:40 ―休憩―
14:40-15:30 オルトケイ酸(Si(OH)4)とそのオリゴマーの単離および構造解析
(産総研 五十嵐正安 上級主任研究員)
15:30-15:40 ―休憩―
15:40-16:30 水溶液プロセスによる低密度柔軟シリコーン多孔体
(京都大学 金森主祥 助教)
16:30-16:40 ―休憩―
16:40-17:30 シルセスキオキサンおよびシロキサン類の構造制御合成(仮題)
(鹿児島大学 金子芳郎 准教授)
17:30-17:40 質疑応答・閉会
17:40-18:00 ―移動―
18:00-20:00 懇親会
以下の方法にてお申し込みください。
申込締切:2024年2月19日(月)*
以下の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
申込フォーム*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
定員
お申込み多数の場合は、受講目的、有機ケイ素先端材料実用化への意気込み、分野の偏りなど、皆様からの申込内容を考慮し実施機関担当者相互協議により受講者を決定させていただきます。ご希望に添えない場合がございますので、予めご了承ください。
場所
URL:https://www.aist.go.jp/aist_j/guidemap/tsukuba/center/tsukuba_map_c.html
住所:茨城県つくば市東1-1-1 中央第5-2
ホームページ
群馬大学 理工学部
講座
2023年度前期
構造制御されたT、およびD単位シロキサン化合物の製造技術、分析評価技術講座
構造制御されたT単位、D単位シロキサン化合物(かご型やダブルデッカー型等の構造制御されたシロキサン化合物)の性質から、その合成法、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義- 構造制御されたかご型シロキサン化合物の製造方法
- 構造制御されたかご型シロキサン化合物の分析方法
- フェニル及びイソブチルトリアルコキシシランを原料にした環状シラノールの合成
- 合成した環状シラノールの精製
- 精製した環状シラノールの核磁気共鳴分光分析およびガスクロマトグラフィー質量分析
2023年11月28日(火)、11月29日(水)
プログラム11月28日(火)講義 理工学部8号館講義室 8号館N棟8N32教室
13:30〜15:00 ケイ素化学の基礎と構造制御されたシルセスキオキサンの製造方法
群馬大学理工学府 教授 海野雅史
15:20〜16:30 構造制御されたシルセスキオキサンへの反応性置換基導入と分析方法
群馬大学理工学府 助教 Yujia Liu
11月29日(水)実習 理工学部プロジェクト棟6階
10:30〜12:00 フェニル及びイソブチルトリアルコキシシランを原料にした環状シラノールの合成
13:00〜14:30 環状シラノールの精製とスペクトル分析
お申し込み方法以下のリンク先にてお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeDarS1-4ml0rZwKlbMO9BMZcFvq7WD7ToDY0kr1Y_TvFzjew/viewform*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
2023年度後期
構造制御されたT、およびD単位シロキサン化合物の製造技術、分析評価技術講座
構造制御されたT単位、D単位シロキサン化合物(かご型やダブルデッカー型等の構造制御されたシロキサン化合物)の性質から、その合成法、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義- 構造制御されたかご型シロキサン化合物の製造方法
- 構造制御されたかご型シロキサン化合物の分析方法
- フェニル及びイソブチルトリアルコキシシランを原料にした環状シラノールの合成
- 合成した環状シラノールの精製
- 精製した環状シラノールの核磁気共鳴分光分析およびガスクロマトグラフィー質量分析
2024年1月25日(木)、1月26日(金)
プログラム1月25日(木)講義 理工学部8号館講義室 8号館N棟8N32教室
13:30〜15:00 ケイ素化学の基礎と構造制御されたシルセスキオキサンの製造方法
群馬大学理工学府 教授 海野雅史
15:20〜16:30 構造制御されたシルセスキオキサンへの反応性置換基導入と分析方法
群馬大学理工学府 助教 Yujia Liu
1月26日(金)実習 理工学部プロジェクト棟6階
10:30〜12:00 フェニル及びイソブチルトリアルコキシシランを原料にした環状シラノールの合成
13:00〜14:30 環状シラノールの精製とスペクトル分析
お申し込み方法以下のリンク先にてお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeHmQrOPQIpP_o1j9CeQy9WHhTuGf3V0d2d9rRXqueaPhsYHA/viewform*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
2023年度ワークショップ
構造制御されたシロキサンの合成、分析と応用
今回群馬大学におけるワークショップでは、ケイ素化学の基礎・合成・応用・実用化に関わる研究者をお呼びし、1日で川上から川下まで網羅できる講演会を開催いたします。これから社会に出る学生さんにも実り多い内容となると思いますので、奮ってご参加ください。また、講演の後には、講師の方々を交えた懇親会も予定しております。ケイ素について直接にお話ができるチャンスですので、こちらにもご参加お待ちしています。
開催日程2024年2月20日(火)
場所桐生市天神町1−5−1 群馬大学理工学部桐生キャンパス 8号館N棟8N34講義室
交通案内はこちらをご覧ください:
https://www.st.gunma-u.ac.jp/access/
学内地図はこちらです(19番の北側の校舎です):
https://www.st.gunma-u.ac.jp/campus_map/
13:00-13:30 受付
13:30-13:40 開会挨拶・趣旨説明 (群馬大学理工学府 教授 海野雅史)
13:40-14:20 新規有機ケイ素化合物の合成法
(相模中央化学研究所 主任研究員 田中陵二)
14:20-14:30 ―休憩―
14:30-15:10 新しい骨格を有する反応性シロキサンの合成と応用
(群馬大学理工学府 特任助教 刘 雨佳)
15:10-15:20 ―休憩―
15:20-16:00 シリコーン材料の化学、特性と応用
((株)Gel Coat Biomaterials (元ダウ・東レ(株)) 伊藤真樹)
16:00-16:10 ―休憩―
16:10-16:50 新規遷移金属錯体触媒を用いた選択的ヒドロシリル化反応
(群馬大学理工学府 准教授 武田亘弘)
16:50-17:00 ―移動―
17:00-18:30 懇親会
以下のリンク先にてお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfVpKXOkRJ6WYU7k0d9tyVS-cBAgKftn_LDCNjFthIKHw54Mw/viewform*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
定員
場所
ホームページ
早稲田大学 先進理工学部
講座
2023年度前期 (終了しました)
構造制御されたポリシロキサンの製造技術、分析評価技術講座
構造制御されたオリゴシロキサンとポリシロキサンの性質から、その合成法、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義- モノマー配列の制御されたオリゴ、およびポリシロキサンの製造方法
- モノマー配列の制御されたオリゴ、およびポリシロキサンの分析方法
- Q単位とD単位からなる分岐状テトラシロキサン(Q(MH)4、Q(DOEt)4)の合成
- 合成したオリゴシロキサンの精製と核磁気共鳴分光分析
- 合成したオリゴシロキサンのルイス酸触媒を用いた重縮合による構造制御されたポリシロキサンの合成
- 合成したポリシロキサンの核磁気共鳴分光分析および質量分析
2023年9月14日(木)、9月15日(金)
プログラム1日目 10:00~12:00
【講義】 ポリシロキサン合成の基礎
モノマー配列の制御されたオリゴ、およびポリシロキサンの製造・分析方法
1日目 13:00~17:00
【演示実験】 QとD単位からなる分岐状テトラシロキサンの合成と分析
2日目 10:00~17:00
【演示実験】 合成したオリゴシロキサンのルイス酸触媒を用いた重縮合による構造制御されたポリシロキサンの合成と分析
以下のリンク先にてお申し込みください。
https://shimojima-lab.com/event-seminar/*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
2023年度後期
構造制御されたポリシロキサンの製造技術、分析評価技術講座
構造制御されたオリゴシロキサンとポリシロキサンの性質から、その合成法、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義- モノマー配列の制御されたオリゴ、およびポリシロキサンの製造方法
- モノマー配列の制御されたオリゴ、およびポリシロキサンの分析方法
- Q単位とD単位からなる分岐状テトラシロキサン(Q(MH)4、Q(DOEt)4)の合成
- 合成したオリゴシロキサンの精製と核磁気共鳴分光分析
- 合成したオリゴシロキサンのルイス酸触媒を用いた重縮合による構造制御されたポリシロキサンの合成
- 合成したポリシロキサンの核磁気共鳴分光分析および質量分析
2024年2月6日(火)、2月7日(水)
プログラム1日目 10:00~12:00
【講義】 ポリシロキサン合成の基礎
モノマー配列の制御されたオリゴ、およびポリシロキサンの製造・分析方法
1日目 13:00~17:00
【演示実験】 QとD単位からなる分岐状テトラシロキサンの合成と分析
2日目 10:00~17:00
【演示実験】 合成したオリゴシロキサンのルイス酸触媒を用いた重縮合による構造制御されたポリシロキサンの合成と分析
以下のリンク先にてお申し込みください。
https://shimojima-lab.com/event-seminar/*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
2023年度ワークショップ
構造制御されたポリシロキサンの製造技術、分析評価技術講座
分子レベルやナノレベルで組成・構造制御されたポリシロキサン材料の物性、機能、応用等について、大学や公的研究機関等から講師を招聘して講演する。また、学校法人早稲田大学の分析センターの見学会を設定して、関連する分析技術についての情報提供を行う。
場所場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館1F第一会議室
開催日程2023年12月18日(月)
プログラムプログラム
13:00-13:25 受付
13:25-13:30 開催挨拶・趣旨説明
13:30-14:30 「ポリシロキサン材料の化学、特性、応用」 伊藤真樹(ダウ・東レ株式会社)
14:30-15:30 「精緻な分子設計に基づくかご型シルセスキオキサン材料」井本裕顕(京都工芸繊維大学 准教授)
15:30-15:45 休憩
15:45-16:45 「シロキサンを主成分とする複合酸化物高分子の合成と応用」高橋雅英(大阪公立大学 教授)
16:45-17:00 休憩・移動
17:00-17:30 見学会(早稲田大学物性計測センター)
18:00-20:00 懇親会
以下のリンク先にてお申し込みください。
https://shimojima-lab.com/event-seminar/*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
※いただいた個人情報は、今後の「有機ケイ素先端材料人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
定員
場所
ホームページ
受講料
- 受講に伴う旅費・宿泊費等は受講者負担です。
- 保険等は、参加者様ご自身でご負担・ご加入お願いします。
- リモート参加に際し、ご利用にかかるパケット通信料は、参加者のご負担となります。
注意事項
- これまでに本講座を受講いただいたことのない企業の方を優先いたします。
- 本講座は大学の方も参加可能ですが、企業の方を優先いたします。
- 以上に記載以外の団体に所属の方は、実施期間担当者相互協議によって参加の可否を判断させていただきます。
- 実習は、原則現地参加となりますが、新型コロナウィルスの蔓延の状況により、講座がリモートで開催される場合もございます。
本件に関するお問合せ先
ご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
@マークを半角にしてお送りください。
M-silicone-kouza-ml@aist.go.jp