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7.2. 校正、検証活動 |
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レベル1データ処理の構造は二つの部分、処理モジュールとオンラインデータベースファイル、から構成されている。
各モジュールでの処理は、レベル0データに含まれている内容とオンラインデータベースファイルに含まれる
処理パラメータを用いて実行される。
オンラインデータベースファイルには、データ品質を保つために運用期間中に改訂を必要とする
処理パラメータ格納されている。
データ品質の点から見た主要なオンラインデータベースファイルはラジオメトリックと幾何データベースファイルである。
データベースファイルの準備と改訂はASTERサイエンスチームによる校正/検証活動を通して行われる。
これには機上校正や取得した画像データ解析も含まれる。Figure 7-1に校正/検証活動のフローを示す。
通常運用期間中の機上校正は、最頻の場合で17日毎である。地上測定と併用した校正(vicarious calibration)活動、
バンド間レジストレーション、GCP位置合わせから得られたデータの解析は必要に応じて行われる。
改訂バージョンの情報はレベル1データプロダクトの中のヘッダーに格納されている。
Figure 7-1 データベース校正/検証活動フロー
Figure 7-2に図示するように、輝度補正パラメータ、幾何補正パラメータ等のレベル1プロダクトの
品質に大きく影響するパラメータはオンラインデータベースとして処理モジュールと別ファイルとして取り扱われている。
このオンラインDBファイルを変更することにより必要に応じて容易に検証結果をプロダクトに反映出来る仕組みが採用されている。
Figure 7-2 レベル1処理への検証結果の反映の仕組
データベースファイルの定義:
Version 0 | : | 打ち上げ前の地上測定から準備されたパラメータ |
Version 0.4 | : | 初期運用期間中の初期の画像から得られたパラメータでレベル1
処理システムのテスト用である。 |
Version 1 | : | 初期運用期間中の種々の校正/検証データから作成され、通常運用時の
レベル1処理に使用する最初のパラメータ |
Version N | : | 通常運用期間中の校正/検証活動に基づいて改訂されたパラメータ |
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