地質情報研究部門主催研究会
浅層地盤・地質の詳細構造解明に資する
精密物理探査の現状と課題

◆趣 旨◆
産業技術総合研究所では,国民生活の安全安心確保等の社会的要請の高まりを受けて,都市及び沿岸域の地質情報の整備を進めている.特に生活圏に大きな影響を与える浅層地盤・地質の詳細構造について,物理探査においても精密な構造の解明に向けて各種の取り組みがなされている.地球物理図に代表されるように中・広域をターゲットとした大構造に対する物理探査技術は一定の成熟を迎えているが,浅層地盤・地質の把握に必要な細かなスケールに対する高分解能の精密物理探査については,克服課題の設定および技術開発について多くの余地が認められ,効率的に実り多い研究開発を進めるうえで分野を超えた地球科学者の連携が欠かせない.そこで本研究集会では,産業技術総合研究所における精密物理探査の現状,内外の事例の紹介および物理探査分野を超えた広い分野からの要望・提言をとおして,精密物理探査法の今後の研究・開発・利用について議論を深めたい.

◆開 催◆
日 時 : 2018年3月20日(火) 13:00 ~ 17:10
場 所 : 産業技術総合研究所 共用講堂 大会議室
主催:産業技術総合研究所地質情報研究部門
  問い合わせ連絡先:事務局  
      世話人:住田達哉,塚本 斉(活断層・火山RI),名和一成,伊藤 忍,小松原 琢,中澤 努

お陰様で盛況のうち、無事終了いたしました.  多くのみなさまのご参加に心より御礼申し上げます.



◆プログラム◆

開会の挨拶:田中裕一郎(地質情報研究部門 研究部門長)

◆ 個別技術 13:10~14:10 ◆
・浅層反射法地震探査の取り組み
    伊藤 忍(地質情報研究部門)
・高精度VSPによる孔井中の「水みち」探査
    塚本 斉(活断層・火山研究部門)
・周辺技術の向上が開拓する精密重力探査
    住田達哉(地質情報研究部門)

◆ ポスターセッションI(休憩込)14:10~14:30 ◆ 

◆ 複合探査事例14:30~15:30 ◆
・浅層反射法地震探査および重力探査から明らかになった仙台平野南部の伏在活断層とその連続性
    岡田真介(東北大学 災害科学国際研究所)
・沖縄県宮古島市の琉球石灰岩の空洞に関する探査
    渡辺俊一(株式会社エイト日本技術開発)
・浅部物理探査・詳細地質構造調査における統合解析・検証調査の重要性
    稲崎富士(土木研究所)

◆ ポスターセッションII(休憩込)15:30~15:50 ◆

◆ 分野横断の要望と提言及び総合討論 15:50~16:30 ◆
・表層地盤を理解するための物理探査
    卜部厚志(新潟大学 災害・復興科学研究所)
・土木建設分野で期待される物理探査-電気事業に係る現場への適用-
    鈴木浩一(電力中央研究所)
・地下水学が期待するこれからの物理探査技術-特に、都市地下水研究の現場から-
    安原正也(立正大学)
・地質屋からみた浅層物理探査の有用性と期待
    中澤 努(地質情報研究部門)

◆ 特 別 講 演 16:30~17:10 ◆
・精密物理探査による地質調査研究の進展
    牧野雅彦(地質調査総合センター 総合センター長補佐)

閉会の挨拶:名和一成(地質情報研究部門 地球物理研究グループ グループ長)


◆ポスター発表◆

No.1 トンネル舗装面下の浅部岩盤性状の評価に向けた物理探査の適用事例
岡﨑健治・倉橋稔幸(土木研究所寒地土木研究所), 丹羽廣海・村山秀幸((株)フジタ)

No.2 2016年熊本地震と阿蘇山における重力異常の関係
宮川歩夢(産業技術総合研究所地質情報研究部門)

No.3 石垣島の重力連続観測で捉えた降雨に伴う地下水量変化
名和一成・望月一磨(産業技術総合研究所地質情報研究部門)

No.4 関東平野中央部の菖蒲坑井(GS-SB-1)における高分解能VSP探査
横倉隆伸・山口和雄・塚本 斉・牧野雅彦・住田達哉・渡邉史郎 (産業技術総合研究所地質情報研究部門)

No.5 大飯原子力発電所における超苦鉄質岩体の磁気イメージング
大熊茂雄・牧野雅彦・宮川歩夢・中塚 正(産業技術総合研究所地質情報研究部門),大塚良治・工藤俊祐(関西電力株式会社),柳田 誠(阪神コンサルタンツ),佐々木俊法(電力中央研究所),杉森辰次(ダイヤコンサルタント)

No.6 重力探査による三浦半島北断層群分布地域の浅部基盤構造の推定
江戸将寿・馬塲久紀(東海大学海洋学研究所)・大熊茂雄・住田達哉・宮川歩夢(産業技術総合研究所地質情報研究部門)


◆CPD登録◆
産総研地質調査総合センターは,ジオ・スクーリングネットを運営・管理する「土質・地質技術者 生涯学習協議会」に加盟しており,本シンポジウムは土質・地質技術者のための継続教育(CPD)単位の対象となっております.
※産総研地質調査総合センターにおけるCPD制度について

*本シンポジウムのCPD単位:4.0単位

締め切りました 3月14日(水)
 


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