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エネルギー技術シンポジウム2019
特集 “エネルギー材料開発・エネルギーシステム評価のための先端計測技術”

2050年を見据えた温室効果ガスの大幅な削減には、再生可能エネルギーの大量導入・電化、化石資源の最大活用、水素キャリアなど様々なエネルギーシステムの開発・高効率化・最適化が不可欠です。これら革新的な創エネルギー・省エネルギー技術開発の鍵を握るのがエネルギー材料・エネルギーシステムの先端評価・解析技術です。新規・革新材料技術のブレイクスルーには、今まで検出できなかったものを検出したり、これまでの測定限界を超える評価・解析法の開発が必要となっており、近年の高度な材料開発では量子状態まで考慮した設計や評価のため、電子線や放射光を用いた最先端計測技術開発が進められています。また、エネルギーシステムの高効率化・最適化においては高温動作や遮熱・断熱など高度な熱制御技術が求められており、流体成分や温度の非定常計測技術が必要となっています。

本シンポジウムでは、大学・研究機関等で取り組まれている最先端計測技術をご紹介するとともに、産総研 エネルギー・環境領域で取り組んでいる最新の開発内容をご紹介し、今後を展望いたします。

皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

日 時2019年11月27日(水) 13:00~17:30  (開場 12:20)

プログラム
>> プログラム (PDF)
場 所東京国際交流館 プラザ平成 国際交流会議場
(東京都江東区青海 2-2-1 国際研究交流大学村内。
 ゆりかもめ“東京国際クルーズターミナル”下車)
アクセス >> https://www.jasso.go.jp/ryugaku/kyoten/tiec/access.html

参加費 無料 (事前登録制)

事前登録は〆切ました。
会場受付にて当日登録も承ります。
(当日登録される方は、名刺をお持ちください)


プログラム

13:00-13:15開会挨拶
産総研 理事 兼 エネルギー・環境領域長 小林 哲彦
13:15-13:20来賓挨拶
経済産業省 産業技術環境局 研究開発課 課長 遠山 毅
1.招待講演 (40分)
13:20-14:00先端放射光オペランド分光による材料の機能解析
東京大学 物性研究所 教授 原田 慈久
2.講演 (45分)
14:00-14:15 放射光軟X線を用いたLiイオン電池材料のオペランドおよび顕微分光測定
省エネルギー研究部門 エネルギー界面技術グループ 細野 英司
14:15-14:30 量子ビーム等を活用した水素貯蔵材料の評価と材料開発
創エネルギー研究部門 水素材料グループ 榊 浩司
14:30-14:45 先端計測を活用した革新的エネルギー材料開発への取り組み
省エネルギー研究部門 エネルギー変換技術グループ 岸本 治夫
コーヒーブレイク & ポスターセッション (60分)
14:45-15:45 ポスターセッションにて、省エネルギー研究部門・創エネルギー研究部門の研究紹介をいたします » 発表題目一覧
3.基調講演 (45分)
15:45-16:30 最先端STEM法によるエネルギー材料の界面解析
東京大学工学系研究科 教授 幾原 雄一
4.講演 (50分)
16:30-16:50 TEMによる炭素材料の研究開発
創エネルギー研究部門 吉澤 徳子
16:50-17:05 急速圧縮膨張装置を用いたプラズマ支援エンジン燃焼の解析
省エネルギー研究部門 熱流体システムグループ 高橋 栄一
17:05-17:20 蛍光燐光を用いた熱流体の温度/速度計測技術
省エネルギー研究部門 染矢 聡
17:20閉会挨拶
創エネルギー研究部門 研究部門長  羽鳥 浩章


ポスターセッション 発表題目 (14:45~15:45)

省エネルギー研究部門

  1. 誘電体バリア放電と流れを利用したスス・氷ワイパー
    熱流体システムグループ 瀬川 武彦
  2. 感温性燐光分子を用いた沸騰・凝縮伝熱促進技術の開発
    熱利用グループ 馬場 宗明
  3. 先端計測技術を用いた熱電材料開発
    熱電変換グループ 村田 正行
  4. リチウムイオン電池電解液の輸送特性の解析
    エネルギー界面技術グループ 岡垣 淳
  5. 多様な高度分析技術に基づくSOFC/SOEC材料評価・開発
    エネルギー変換技術グループ 石山 智大
  6. レーザーアシスト型CVD によるプロトン導電性薄膜電解質作製法の検討
    エネルギー変換技術グループ 酒井 孝明
  7. レドックスフロー電池の高性能化を目指した評価技術の確立と新材料探索
    エネルギー貯蔵技術グループ 大平 昭博
  8. 高効率水素製造用アニオン交換膜水電解装置の開発
    ターボマシングループ 伊藤 博
  9. クリーン・高効率次世代エンジン開発への先進X線光学技法の適用
    エンジン燃焼排気制御グループ 黄 魏迪
  10. 車両モデルによるエネルギー効率の総合的な評価手法に関する研究
    エンジン燃焼排気制御グループ 水嶋 教文
  11. Optical properties measurement of boron nitride coated single-walled carbon nanotubes
    固体酸化物エネルギー変換先端技術ラボ Feng Ya
  12. RE系超電導線材の電磁気的評価技術(輸送特性および磁気特性)
    省エネルギー研究部門 町 敬人

創エネルギー研究部門

  1. ナノ・メソ・マクロ解析による水素脆化の基本メカニズム解明
    ―産総研・九大 水素材料強度ラボラトリでの取り組みー
    水素材料グループ 飯島 高志
  2. 安全な高密度水素貯蔵・供給技術の開発と基礎研究)
    水素材料グループ 榊 浩司
  3. 循環流動層を用いたメタン分解によるCO2フリー水素製造技術開発
    未利用炭素資源グループ Martin Keller
  4. エネルギーキャリアに関する触媒開発と構造解析
    エネルギー触媒技術グループ 高木 英行
  5. マイクロ波を利用した固体触媒上炭素析出検出技術
    炭素資源転換プロセスグループ 倉本 浩司
  6. 黒鉛の機械粉砕によるキャパシタ用炭素電極材料の開発
    エネルギー変換材料グループ 加登 裕也
  7. 触媒燃焼法を複合したハニカム吸着剤による低温アンモニア処理
    エネルギー変換材料グループ 畑中 健志
  8. メタンハイドレートプロジェクトユニットの研究活動
    メタンハイドレートプロジェクトユニット 天満 則夫


エネルギー技術シンポジウム 2019 事務局

〒305-8564 茨城県つくば市並木1-2-1
産業技術総合研究所つくば東事業所 省エネルギー研究部門 内
Fax : 029-851-7523

最終更新日:2020. 4. 1

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