本文へ
産総研トップへ
産業技術総合研究所エネルギー・環境領域
省エネルギー研究部門 エネルギー界面技術グループ
Energy Interface Technology Group, Research Institute for Energy Conservation, AIST
 

English

研究概要

持続的発展可能な低炭素社会の実現が強く望まれており、二酸化炭素排出量の約2割が運輸部門であることから、電気自動車およびプラグインハイブリッド自動車の普及による排出量削減が必須となっている。そのためには一回の充電で500km走行可能な高性能二次電池の開発が望まれているが、現状のリチウムイオン電池の特性を大きく超える性能であり、技術革新が必要であることも産学官の全業界で認識されている。革新的二次電池材料開発のためには、未だ未解明なメカニズムを多く有するリチウムイオン電池の基礎的理解が必要であり、電池動作中の非破壊分析等新規測定手法の開発も望まれている。

当グループでは、結晶成長・形態制御技術を中心にした材料合成技術と放射光軟X線解析手法を融合させ、電池材料開発⇆放射光解析を実施している。特に、これまで産業界でも幅広く利用されてきた硬X線に加えて、軟X線を利用した解析により、詳細な電子状態の解析を理論計算と比較して議論することを特徴としている。超高真空を利用する測定法であるために、Liイオン電池評価・解析において重要であったオペランド(電池動作下)測定は困難であったが、材料合成の知見と技術により新規開発(東京大学物性研究所との共同研究)を行った実績を有する。

リチウムイオン電池において、革新材料が望まれながらも新規材料の設計指針が定まらない現状を打破するため、元素選択、価数選択、空間選択性に優れた放射光技術を用いて詳細な基礎的理解(学理)に基づく材料設計指針の立案と、材料開発を目指し、国内外の放射光施設を利用して研究開発に取り組む。

経済産業省「革新的なエネルギー技術の国際共同研究開発事業」では、JAXA宇宙研、長岡技大と共に、Liイオン電池の低温劣化対策を課題として取り組み、材料合成―放射光開発―実電池評価と幅広く取り組む。


トピックス

2017/10/3
欧州委員会共同研究センター所長の産総研来訪 
        
2017/9/21
ドイツ航空宇宙センターとの共同研究調印式 
-DLR, JAXA and AIST sign cooperation in energy research- 

2017/09/25
エネルギー界面技術グループHP リニューアル
2017/08/16
プレス発表 軟X線発光分光法によるリチウムイオン電池充放電機構の解析
-電子状態からひもとくリチウムイオン電池電極材料の構造安定性-
        
2017/05/30
欧州委員会共同研究センターと産業技術総合研究所が研究連携に関する協定を締結 
-両機関がエネルギー分野を中心とした、幅広い分野での研究連携を一層強化-
2017/03/20
ドイツ航空宇宙センターと産業技術総合研究所がエネルギー変換・貯蔵に関わる研究連携に関する協定を締結 
-革新的エネルギー技術開発の国際連携を加速- 

2016/04/01
松田弘文グループ長 着任
2014/11/25
プレス発表 リチウムイオン電池が充放電する際の電極の詳細な電子状態を観測
-軟X線発光分光法により充放電に伴う電子の振る舞いが明らかに-
2012/11/05
プレス発表 有機材料を使わない全固体型のリチウム-空気電池
-安全で高エネルギー密度の蓄電池を開発-
2007/11/19
プレス発表 単結晶マンガン酸リチウムのナノワイヤーを作製
-高速で充放電が可能なリチウムイオン電池の低コスト正極として有望-

連絡先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 省エネルギー研究部門 エネルギー界面技術グループ

〒305-8568 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第2
電話:029-861-5648 FAX:029-861-5648
Eメール:energy-int-info-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)

▲ ページトップへ