ヒューマンストレス産業技術研究会
 
第21回講演会
「ストレス応答の数理解析と応用」
 
聴 講 無 料
日時: 平成23年3月8日 (火) 13:30〜
場所: (独)産業技術総合研究所 関西センター
     人間棟 1階会議室
 
(基礎融合棟ではないので,ご注意ください.)

地図
参加のお申し込みについて

講演会の参加をご希望される方は、会場整理の都合上お手数とは存じますが、
以下より、オンライン登録をお願い致します。
講演会の参加登録につきましては、定員(60名)となり次第、締め切らせて頂きます。
※ 講演会の参加証は発行致しません。定員に達した場合にのみご参加いただけない旨ご連絡致します。

プログラム
                
総会 (13:30〜13:45)
開会の挨拶 (13:45〜13:50)
国分 友邦
ヒューマンストレス産業技術研究会 会長
産総研 健康工学研究部門 顧問
講演
『生体ゆらぎのダイナミックスとその解析 たかが指尖脈波、されど指尖脈波』 (13:50〜14:35)
関西学院大学名誉教授 大阪大学大学院招聘教授 (株)カオテック研究所 雄山 真弓 先生
生体情報のダイナミックリズムは、ランダムでなく決定論的法則をもつカオス である。これらの時系列データを測定し非線形の解析を行い情動との関係を調 べた。生体情報は被験者に負担をかけない指尖容積脈波を用いた。最初に脈波に含まれる情報を、数理モデルを作成してシミュレーションを行うと共に麻酔時の変化を調べた。その結果、脈波は、中枢データを含んでいることを実証した。また、脈波を4次元に展開して得られるアトラクタ軌道の揺らぎLLEと交感神経、副交感神経の情報を同時に表示できるシステムを開発した。これまでに行った健常者、加齢老人、精神疾患者のデータ、作業ミスなどの集中力低下時のデータ、子供の成長段階における変化や親から受ける愛着の関係、音楽や動物セラピーの効果などLLEを調べることで得た様々な結果を報告する。

『呼吸位相領域での循環器信号解析手法の開発とストレス応答評価への応用』 (14:35〜15:20)
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 小谷 潔 先生
近年の計測技術・解析技術の進歩により,無侵襲で生体内の状態を知る技術が発展している.その中で,循環器のシグナルは無侵襲で取得でき,かつ自律神経活動を含めた生体制御状態を検出することができる有力な測定対象である.しかしながら,心拍,血圧は様々な外的要因および内的な変動要因の支配を受けているため,実験結果から生体の内部状態を読み解くには高度な信号処理技術が必要となる.  そこで我々は,循環器信号解析手法として呼吸位相領域の解析を提案し,発展させてきた.提案手法によって循環器信号を呼吸位相軸で解析することが可能となり,呼吸が心拍動,血圧に与える影響およびその相互作用について正確に評価することが可能である.本発表では,生理学実験において呼吸が循環器に与える影響について述べた後に,実生活環境下での自律神経活動評価応用に関する成果を述べる.

休憩(15:20〜15:40)


『血圧をコンピュータで自在にあやつる』 (15:40〜16:25)
高知大学 医学部 循環制御学教室 佐藤 隆幸 先生
血圧は、食事・運動・睡眠・情動ストレスに対応して、時々刻々と変動するが、これら短期変動は、おもに神経性調節によるものである。神経性調節の仕組みをシステム工学的手法を用いて定量的に解明してみると、意外に単純な規則を見出すことができた。その規則をコンピュータに移植し、神経インターフェイス技法を用いることによって血圧を自在にあやつる医工学技術(バイオニック血圧制御術)を開発することができた。ついで、バイオニック血圧制御術を手術中の血圧管理術に応用する実用化研究を実施した。さらに、最近では、外傷性脊髄損傷によって座位低血圧をひきおこし寝たきりになっていた患者の血圧を補償することに成功し、車椅子歩行を可能にすることができた。本講演では、これら一連の基礎・実用化研究を紹介し製品化への展望について述べる。

『精神科医がみた情動ストレスが引き起こす脳と自律神経の変化』 (16:25〜17:10)
兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科 水野(松本)由子 先生
若年者における、「ひきこもり」や「やる気がない」などの社会的不適応、些細なことで「キレる」といった情動不安定、さらに、うつ病、自傷、自殺、摂食障害などの増加が社会問題となっている。重要な点は、これらの情動不安定は、単に「心の問題」というだけでなく、「脳機能の活動パターン」に問題が生じている可能性があるということである。われわれは、性格安定度の違いにより、情動刺激下での脳および自律神経機能の反応が異なることを、脳波および脈波を用いて、調べてきた。本研究により、従来「心の問題」とされてきた情動不安定に関して、本人の意識下にある問題点を客観的に明らかにすることを可能とし、精神疾患を未然に防ぐことを期待できる。
閉会の挨拶 (17:10〜17:15)
田口 隆久
産総研 関西センター所長
Topへ   
-----------------------------------------
主催 ヒューマンストレス産業技術研究会
共催 (独) 産業技術総合研究所 健康工学研究部門
後援 (財) バイオインダストリー協会
(財) 大阪科学技術センター
(社) 人間生活工学研究センター
大阪商工会議所
(独) 産業技術総合研究所 関西センター
-----------------------------------------
Topへ   
お問い合わせ先

ューマンストレス産業技術研究会 事務局
(独)産業技術総合研究所 健康工学研究部門内
〒563−8577 大阪府池田市緑丘1−8−31
TEL: 072−751−9693
FAX: 072−751−9964
E-mail: 
Topへ  Home   

本ホームページに関わる著作権は(独)産業技術総合研究所 健康工学研究部門に帰属します。
Copyright© 2010 Health Research Institute, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) . 
All rights reserved.