研究紹介
自己励起蛍光タンパク質・BAF(バフ)の研究
星野 英人 Hoshino Hideto
 
■研究紹介
 タンパク質にも蛍光性を有するもの、即ち蛍光タンパク質が存在し、これまで外から強力な励起光を照射し、特別な光学系と組み合わせることで、専ら研究室レベルでは便利なツールとして用いられています。しかし、そもそも緑色蛍光タンパク質(Green fluorescent protein、略してGFP)は、天然のオワンクラゲやウミシイタケなどの海洋性発光生物から見出されており、これらの生物は、生物体内ではルシフェリンという化合物の酸化エネルギーでGFPを励起します。この生物本来のメカニズムを利用した新しい蛍光タンパク質の利用法を、自己励起蛍光タンパク質・BAF(バフ)という新しい概念で提案します。BAFはルシフェリンさえあれば、何処ででも蛍光タンパク質を利用可能で、研究室だけに留まらず、いろいろな環境、状況で応用可能なアプリケーションを開発します。

※BAF技術は現在のところ、“ウミサボテン”という海洋発光生物とは一切関係はありません。

自己励起蛍光タンパク質(BAF)の概念図

化学エネルギー励起による各種蛍光タンパク質の自立蛍光発光

 

― 自己励起蛍光タンパク質・BAFに関するお問い合わせは、産総研広報までどうぞ。― 

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■その他リンク紹介
BAF技術のプレスリリース記事: http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070709/pr20070709.html
BAF技術のストリーミング映像: http://www.aist.go.jp/aist_j/video/video_main.html#e
YouTube動画サイト: http://www.youtube.com/watch?v=hyzhDQxGkAA

31回分子生物学会・第81回生化学会合同大会BMB2008にて、発表ポスターが、JB/OUP Poster Prizeに選ばれました。