特許番号 | 第884451号 |
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出願番号 | 特願昭49-41377号 |
出願日 | 昭和49年(1974)4月10日 |
発明者 | 福田 隆至、 井戸川 清、 佐藤 光二 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 従来、横型攪拌槽は円筒中心に取り付けた1本の回転軸に複数の攪拌羽根固定し、 この羽根を槽内で高速回転させて気体と液体とを接触させてガスの物理的あるいは化学的吸収 またはガスの放散などに利用していた。しかし、この場合与えられた動力の全てが気液の接触のために 有効に活用されない。この欠点を克服するため、2本の異方向攪拌軸を設けた攪拌槽あるいは角形攪拌槽の 後部に気液排出部を取り付け、気液接触効率の向上と安定した気液連続操作の確立を目的とした。
発明の効果: 攪拌槽の形状を円筒形から角形へあるいは2本の異方向攪拌軸を取り付けるなどの簡単な改良により、 従来装置に比べて飛躍的な気液接触効率の向上が見られ、かつ気液分離部を接触部に連結したことにより 良好な連続操作法が可能である。
発明の概要:断面円形、角形などの横向き筒状の中空槽体の後端に、この槽体より断面積の小さい中空短筒体を、 さらに小径の開孔を通じて一体に連成し、それぞれ気液接触域ならびに気液分離域を形成するとともに、 上記槽体には複数本の回転軸を、そのいずれかを中空短筒中心に一致させて貫挿し、 かつこれら回転軸には先端が隣接する軸に近接するよう互いに取り付け位置を変えて位置する攪拌羽根ならびに 短筒体内部の液体を排出すべき回転羽根を各串通固定し、さらに槽体の前後両端上方には気体供給管、 また、槽体前端、短筒体後端には液体供給管ならびに排出管を各付設したことを特徴とする気液の連続接触装置。
図面: