産総研北海道センター特許情報

発明の名称: 有機ガスの発熱量連続測定方法および装置

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特許番号第2600077号
出願番号特願昭63-103394
出願日昭和63年(1988)4月25日
発明者三浦 正勝、 新川 一彦、 出口 明、 鈴木 智、 田中 重信、 横田 祐司
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 有機物の部分燃焼による熱分解やガス化で発生する低カロリーのガスをはじめ 高カロリーのLPG等の他、中カロリーの都市ガスなどの各種気体の発熱量を連続的に測定する 安価な発熱量連続測定装置と方法を提供する。

発明の効果: 天然ガスや市販の気体燃料は勿論、廃棄物の熱分解や石炭のガス化で発生する 燃焼性の悪い低カロリーの炭化水素系ガスの発熱量を容易に連続測定できることから、 熱分解の操業における工程管理や燃料ガスの品質管理が容易になる。

発明の概要: 有機ガスや燃料用ガスの発熱量を簡便的ではあるが水素炎イオン化検出器にて その濃度を適格にかつ連続的に測定する方法及び装置。原料ガス濃度が濃い場合、 窒素希釈を行って炭化水素濃度と検出感度が比例関係にある範囲になるよう調整することが できることから低濃度から高濃度の燃料ガスに対応でき、可燃性ガス濃度をメタン換算して 発熱量を表示できる。

図面:

第 1 図 発熱量とイオン電流との関係
付図