産総研北海道センター特許情報

発明の名称: 重力可変型流動層装置

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特許番号第2500305号
出願番号特願平3-256612
出願日平成3年(1991)10月3日
発明者河端 淳一、 武内 洋、 千葉 繁生、 高田 友昭、 堤 香津雄、 榊田 康史、 松村 宏之
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 超微粉体の流動層装置の処理能力の増大と装置の小型化のため、加圧流動層及び、 1G以上の重力場で操作する遠心流動層が注目されている。 しかし、この場合粉体粒子に大きな力が加わるので,緩慢な操作や反応を実現することができない。 そこで、上記問題を解決するために重力可変型流動層装置を提供する。

発明の効果: 微小重力環境に置かれ,内部に超微粉体を有する円筒状容器内に流体を供給しながら 流動層部の加速度が10-4G以上で1G未満になるように円筒を回転させ,また使用目的に対応して 回転速度を変えることにより緩慢な操作や反応の場を得ることができる。

発明の概要: 固体粒子とガスとの接触により構成される流動層において、流動層の上部である フリーボードと呼ばれる部分の中心を回転中心として回転させ,流動層の本体部分に遠心力を 生じさせると共に、流動層全体を微小重力環境下又は無重力環境下に置くことによって, 流動層本体部分に10-4〜1Gの重力を発生させることを特徴とする重力可変型流動層装置。

図面:

1円筒状容器  2送風機  3モータ  4流動層部  5導入パイプ部  6通気孔  7分散板   8排気口  9プーリ  10スクリーン

付図