特許番号 | 第1995928号 |
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出願番号 | 特願平1-208612 |
出願日 | 平成1年(1989)8月11日 |
発明者 | 原口 謙策、 緒方 敏夫、 中川 孝一、 加我 晴生 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 工業的利用性に優れた新規な金属イオンキレート剤の開発、 及び金属イオンの溶媒抽出分離法への応用。
発明の効果: 一連のヒドロキシアミン誘導体は2価以上の金属イオンと反応して水に難溶で有機溶媒に 易溶な無電荷のキレートを形成するため、金属イオンの溶媒抽出に用いられる。 従来の抽出剤に比べ分離係数が大きいため、効率の良い工業的分離に利用できる。 特に希土類金属イオンの選択的抽出分離剤として好適である。
発明の概要: 本発明は、金属キレート剤としての新規なヒドロキシルアミン誘導体及びそれらを抽出剤として用いる各種有用金属の溶媒抽出分離方法に関するものである。本発明によれば、長鎖分枝アルキルカルボニル基をもつヒドロキシルアミン誘導体は2価以上の金属イオン、特に希土類金属の溶媒抽出による分離のためのキレート抽出剤としてきわめて優れている。
図面:
ヒドロキシルアミン誘導体の一般式
R1 , R2, R3 は水素あるいは炭素数1〜12のアルキル基であり、
そのうち少なくとも2つはアルキル基であり、A はフェニル基を表す。