産総研北海道センター特許情報

発明の名称: 気体圧力変化検出装置

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特許番号第1990701号
出願番号特願昭58-147349
出願日昭和58年(1983)9月21日
発明者田中 重信、 横田 祐司、 中田 二男
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 電極を用いてU字管マノメータの液面位置を検出する際に起こる液面の表面張力に 起因するヒステリシス誤差を取り除く。

発明の効果: 液面に周期的な変動を与えることによって、ヒステリシスに起因する電極と液面の接触は解除される。 したがって、真の圧力変化に起因する液面変化による接触だけが検出されることになり、圧力変化の検出精度が 向上する。

発明の概要: 触針式U字管マノメータにおいて、一方に通じる配管を偏心ローラーなどにより圧迫して 内部気体に強制的に周期的な圧力変動を加え、液面の表面張力によるヒステリシスが原因で 液面に接触したままになっている電極を強制的に離脱させ、真の圧力変化に起因する液面変化による 接触だけを検出することで、圧力変化の検出精度を向上させる。なお、強制的な圧力変動を与える方法は、 ソレノイド装置で押圧する方法や、配管に通じるピストンを設ける方法、配管内部にヒーターを設けて 気体の熱膨張を利用する方法などがある。

図面:
付図 1:反応容器
2:標準気圧室
3:マノメータ
4:触針電極
5:電導液
8:偏心ローラー
10:U字管
12:可撓チューブ