特許番号 | 第1604699号 |
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出願番号 | 特願昭59-28186号 |
出願日 | 昭和59年(1984)2月16日 |
発明者 | 伊藤 三郎、 佐山 惣吾、 鵜沼 英郎、 武田 詔平 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 水に難溶な、かつ効率よく長期に肥効を有するけい酸カリ肥料の製造方法において、 石炭灰とカリウム塩を主原料とし、補助成分として鉄化合物を添加することによって、 けい酸カリ肥料規格で定めている塩酸溶解性SiO2成分量(25%以上)を達成しうる製造方法の提案である。
発明の効果: 石炭灰は種類によってSiO2含有量が異なるが、カリウム塩からなる主原料に、 鉄化合物やカルシウム化合物を適量添加することによって、 塩酸溶解性SiO2成分量が25%以上に増加するのみならずクエン酸溶解性K2O成分も増大し、 肥効性能を有するけい酸カリ肥料が製造できる。
発明の概要: 石炭灰、カリウム塩、補助成分(鉄化合物、カルシウム化合物など) および造粒用バインダーを混合し、粒径1〜2mmに造粒する。この造粒物を乾燥した後焼成炉に送り、 700〜950℃で焼成し、製品として回収される。
図面:
1:石炭灰ホッパー
2:カリウム塩ホッパー
3:造粒用バインダーホッパー
4:補助成分ホッパー
5:混合造粒機
6:乾燥機
7:焼成炉
8:冷却器
9:ブロワー