産総研北海道センター特許情報

発明の名称: スパイクタイヤ

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特許番号第1516058号
出願番号特願昭58-54665号
出願日昭和58年(1983)3月29日
発明者広木 栄三
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 路面の温度差によってスパイクピンが、タイヤのピン穴から出入りするスパイクタイヤの開発。

発明の効果: 凍結や積雪を生じた道路と無凍結、無積雪状態の道路とでは車の走行時における タイヤ及びスパイクピンの温度差が異なることに着目し、昇温に伴う形状記憶合金の復元力を利用し スパイクピンを出入りすることによって、スパイクタイヤによる道路面の破壊や摩耗及びそれに伴う 粉塵の発生が防止できる。

発明の概要: 低温時において、第1図に示す形状記憶合金8は、一方位形の場合塑性状態になり 二方位形の場合伸長状態になり、バネ7の力でスパイクピン3は押し上げられタイヤ1の表面に 突出した状態になる。第2図の高温時において、一方位形あるいは二方位形形状記憶合金8は 収縮状態になるためバネ7は押しつぶされ、スパイクピン3はタイヤの表面下に没入状態になる。

図面:
付図 1.タイヤ本体
2.埋め込み穴
3.スパイクピン
4.ガイドピン
5.スパイクピンフランジ部
6.ガイドピンフランジ部
7.バネ
8.形状記憶合金