特許番号 | 第1903947号 |
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出願番号 | 特願昭62-242995 |
出願日 | 昭和62年(1987)9月28日 |
発明者 | 奥谷 猛、 中田 善徳、 鈴木 正昭 、秋山 建夫 |
出願人 | 工業技術院長、 池田物産(株) |
特許権者 | 工業技術院長、 池田物産(株) |
発明の目的: 熱容量が小さく、排熱性が優れた自動車排ガス浄化用及び 燃焼用触媒及びその製造法を提供する。
発明の効果: アルミナ又はコーディエライトを使用したペレット又は モノリス触媒に比較し、耐熱性が優れ、熱容量が小さい自動車排ガス浄化用 及び燃焼用に有効な触媒を籾殻等のケイ素集積バイオマスから比較的容易に 造することが可能である。
発明の概要: 本発明の触媒は、ケイ素集積バイオマスから製造した 多孔質炭化ケイ素又は多孔質窒化ケイ素から成る担体及びそれに担持した 触媒活性物質から成り、その製造方法は、ケイ素集積バイオマスをアルゴン 又は窒素中で加熱処理して得られた多孔質炭化ケイ素又は多孔質窒化ケイ素に 触媒活性物質を担持することを特徴とする。
実施例: 籾殻粉末(粒径125μm以下)から調整した炭化ケイ素に、
白金を 1 重量%担持させた触媒のNOの還元反応速度、選択性、
転化率についての測定結果を示す。
反応温度 (℃) |
単位白金重量あたりの反応速度 (μmole/g-Pt・sec) |
単位表面積あたりの反応速度 (nmole/m2・sec) |
選択制 N2/(N2+N2O)×100 (%) |
転化率 (%) |
||
N2 | N2O | N2 | N2O | |||
43 | 2.96 | 0.772 | 1.02 | 0.265 | 79.3 | 0.21 |
78 | 4.5 | 5.21 | 1.55 | 1.79 | 46.3 | 0.59 |
102 | 12.8 | 32.6 | 4.40 | 11.2 | 28.2 | 2.73 |
130 | 55.9 | 175 | 19.2 | 60.1 | 24.2 | 13.9 |
156 | 375 | 741 | 129 | 254 | 33.6 | 67.2 |