特許番号 | 第1764999号 |
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出願番号 | 特願昭61-235828号 |
出願日 | 昭和61年(1986)10月2日 |
発明者 | 鵜沼英郎 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 誘電体層の厚みが十分に薄くて大きな静電容量をもつ積層コンデンサを、 電極金属として貴金属を用いずに、かつ比較的低い処理温度で製造する方法。
発明の効果: 電極材料として貴金属を必要としない上に、焼成温度が従来法に比べて大幅に低く、 かつ誘電体層の厚みが極めて薄いために、大きな静電容量をもつ積層コンデンサを経済的有利に製造できる。
発明の概要: 電極となる金属薄片上に、金属酸化物誘電体形成用有機金属化合物の溶液を塗布したのち、 これを800℃以下の温度で焼成して、金属酸化物誘電体を該金属片上に形成させ、次いでこれと対極となる 第二の金属薄片とを交互に複数枚重ね合わせたのち、第二の金属薄片の焼結温度に加熱し、 全体を一体化させることを特徴とする積層コンデンサの製造方法。
図面:
第1図は本発明方法の積層過程を示す断面図、第2図は従来の積層コンデンサーの断面図であり、国中符号1,1’は
電極板、1a,1a', ll, 13は金属薄片、 2, 12は金属酸化物誘電体層, 3, 3'は端子である。