特許番号 | 第1653954号 |
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出願番号 | 特願昭59-82269号 |
出願日 | 昭和59年(1984)4月23日 |
発明者 | 植田 芳信、 関口 逸馬、 白幡 浩志 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 水熱合成反応を利用した分子ふるい型ゼオライトの製造方法において、 該水熱合成反応を超音波振動の作用下で行うことを特徴とする。
発明の効果: 本発明によれば、ゼオライト合成時間が短縮化される上、 得られるゼオライト結晶の粒度を細かくし得るという従来法では達成し得なかった利点を得ることができる。
発明の概要: 本発明の方法は、超音波振動の作用下で水熱合成反応を実施する以外は、従来公知の方法に従って 実施される。X線回折試験の結果、振動を与えた場合にはゼオライトの生成が早く始まり生成量及び結晶性が 良いことが分かった。また、走査電子顕微鏡観察から、振動を作用させない場合粒度が約10ミクロン程度と よく揃うのに対して、振動を与えた場合は粒度が約10ミクロンから1ミクロンあるいはそれ以下であり、 細かく分布が広いことが分かった。さらに、カルシウム交換能試験の結果、振動下での場合はカルシウム交換量が 高いことが分かった。
図面:
1. 振動あり 2. 振動なし