産総研北海道センター特許情報

発明の名称:炭化けい素の製造方法

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特許番号第1567487号
出願番号特願昭59-169763号
出願日昭和59年(1984)8月13日
発明者下川 勝義、 関口 逸馬
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 滑石と木炭チャーを非酸素雰囲気中において、1200℃以上の温度で反応させることにより、 β-SiCを合成する方法を提供する。

発明の効果: 滑石(3MgO・4SiO2・H2O)のSi分の97%をβ-SiCに、 Mg分をMgとすることが可能となった。原料中に含まれるFe分はFeSiとして分離できる。

発明の概要: 滑石と木炭チャーを混合比1:2〜2:1の範囲で、約1500℃付近の温度において、 Arガス中で反応させることにより、β-SiCに、N2ガス雰囲気中では、β-SiCの他に、 α-、β-Si3N4及びFeSi系化合物を合成できる。Mg分は、Mgとして回収できる。

図面:
付図

SiC:βーCiC,SC:SixCy,FSC:Fe-Si-C系化合物