産総研北海道センター特許情報

発明の名称:炭化けい素の製造法

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特許番号第1552732号
出願番号特廟昭59-270246号
出願日昭和57年(1982)10月14日
発明者下川 勝義、 関口 逸馬
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: カンラン岩又は緑泥石と炭素を出発原料とし、不活性ガス中(Ar又はN2)において、 約1500℃にて焼成することを特徴とする炭化ケイ素の製造法を提供する。

発明の効果: 不純物を多く含む、カンラン岩(R2SiO4)及び緑泥石 (R・Si3014・4H20)から、Rに相当するMg、Al、を初め、微量金属元素である Ca、Fe、Mn、Pb、Zn、Crなどを除去することにより、効率よくβ-SiCを合成することができる。

発明の概要: 有磁性容器に、原料と炭素源を1:1.5〜2.0の比率で混合したものを、横型電気管状炉に入れ、 Ar及び、 N2ガス雰囲気中で、約1500℃付近で、1時間加熱することにより、微量金属元素である Ca、Mg、Fe、Mn、Pb、Zn、Al、Crなどを除去する。あるいは反応前及び反応後に酸又はアルカリにて処理し、 高純度のβ ・SiCを合成する製造方法。
 さらに、 300-900℃において空気中で過剰炭素を除去する方法。

図面:
付図