産総研北海道センター特許情報

発明の名称:活性炭の製造法

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特許番号第1258469号
出願番号特願昭51-16763号
出願日昭和51(1976)年2月17日
発明者石橋 一二、 小林 力夫、 平井 実、 黒木 俊之
出願人工業技術院長、 東邦ベスロン株式会社
特許権者工業技術院長、 東邦ベスロン株式会社

発明の目的: アクリロニトリル重合体又はアクリロニトリル系共重合体からなる繊維を原料とする活性炭の製造方法。

発明の効果: 従来の粒状、粉状活性炭に比較して、織物又は不織布活性炭は使用性、加工性を向上させた。

発明の概要: アクリロニトリル重合体又はアクリロニトリル系共重合体からなる繊維を200〜300℃にて 緊張下酸素結合が12%以上となるまで充分に耐炎化したのち不織布又は織物に加工し、次いで水蒸気中で賦活し、 織物又は不織布活性炭を製造する。

実施例: 酸素結合量と繊維状活性炭の比表面積及びベンゼン吸着量との関係を第1表に示す。

第1表
酸素結合量
(%)
耐炎化処理条件
(240℃,2時間処理後)
比表面積
(m2/g)
ベンゼン吸着量
(%)
10更に260℃、2時間70018
12更に260℃、3時間90040
14更に260℃、4時間104043
16更に260℃、5時間110047
18更に260℃、7時間108046
20更に260℃、9時間100042