産総研北海道センター特許情報

発明の名称:金属粉末の熱間圧延装置

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特許番号第1212184号
出願番号特願昭56-75512号
出願日昭和56年(1981)5月18日
発明者鈴木 良和
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 金属粉末あるいは還元された金属粉末の熱間圧延による緻密な圧延板の製造には、試料を外気から隔離することによって 酸化防止を図る必要があり、従来の装置全体の大型化を解消するため圧延部分に密閉型ホッパーとガスシールボックスを設けることで 装置のコンパクト化を図った金属粉末の熱間圧延装置の提供を目的としている。

発明の効果: 水平2段式の圧延口ールの上下で粉末試料の通路の外側から上下交互に対向したガスカーテンをつくるため、高温状態の粉末並びに シート状の材料を外気から遮断でき、さらに下方から出てくるシートを中性ガス雰囲気中で冷却出来るので、その後外気に触れてもほとんど酸化が 進まない状態で連続的にシートを取り出すことができる。

発明の概要: 金属粉末を熱間圧延によって圧延板を連続的に製造する装置に関するもので、特にその製造工程中に試料を外気から遮断するための シール装置(図1)を持つことを特徴とした金属粉末圧延板の製造装置(図2)を提供する。

図面:

付図

関連文献:

  1. 酸化物含有焼結鉄圧延板の機械的性質,鈴木、矢部、西川、西田:鉄と鋼、 65(2),p245(1979)

  2. 脈石成分含有の焼結鉄圧延板の機械的性質,鈴木、佐山、西田:鉄と銅、 66(3),p372(1980)

  3. 還元鉄粉の熱間圧延による再酸化防止,鈴木、西川、佐山:北海道工業開発試験所報告、 26,p54(1982)

  4. 還元鉄粉の加工利用,鈴木、佐山、佐藤(俊):北海道工業開発試験所報告、 26,60(1982)