産総研北海道センター特許情報

発明の名称:直接粉末圧延による高密度焼結アルミニュウム積層体の製造法

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特許番号第1013202号
出願番号特願昭49-83708号
出願日昭和49年(1974)7月20日
発明者鈴木 良和
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: アルミニュウム粉末を直接圧延した複数の圧粉板から成る一体状の積層体及びこれらの重なる板間に アルミニュウムよりも機械的強度の優れた強化材を挟んで一体化した複合積層体の製造法の提供を目的とする。

発明の効果: 圧粉板を重ね合わせて加熱しさらに圧延をおこなうことにより、アルミニュウムー体状の積層体となり、 又重ね合わせる板間に強度の優れた金属線、繊維状無機材料、ウイスカー等を挟むことにより機械的特性が補強された 一体状の積層体が得られる。

発明の概要: 直接粉末圧延法によるアルミニュウム粉末の圧延板を所定数枚重ね、又はこれら重ねた圧延板の間に アルミニュウムより強度の優れた強化材をはさんで、大気中で加熱して焼結した後すばやく圧延と加熱をすることによる、 高密度焼結アルミニュウム積層体の製造法。



試料 密度
(g/cm3)
補強材の容積率
(vol%)
引張り強さ
(kg/mm3)
破壊強さ
(kg/mm3)
伸び率
(%)
電気抵抗率
(Ω・cm)
1 2.79 1.5 cu 8.14 12.9 14.6 4.41×10-5
2 3.47 12.3 cu 8.14 12.9 14.6 4.24×10-5
3 2.68 47.0 Sio2 8.15 11.3 18.8 3.53×10-5
4 2.70 - 8.03 18.7 27.5 3.31×10-5

関連文献:
 1) Hot-rolled Sintered High-density and Reinforced Aluminium Composite Sheets,
   Yoshikazu Suzuki, Toshio Sato : Trans.JSCM, 4(2), p54(1978)