特許番号 | 第951890号 |
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出願番号 | 特願昭48-28756号 |
出願日 | 昭和48年(1973)3月12日 |
発明者 | 三井 茂夫、 荒木 富安、 新川 一彦、 細田 英雄、 城 吉男、 依田 隆一郎、 鈴木 義一、 飯島 孝、 田中 寛、 落合 康額、 伊勢 隆 |
出願人 | 工業技術院長、 日本ゼオン(株) |
特許権者 | 工業技術院長、 日本ゼオン(株) |
発明の目的: 産業経済の急成長に伴い、廃タイヤが処理困難な廃棄物として大量に生じている。 この様な廃タイヤを単に焼却、埋設処分するか、あるいは魚礁用に利用するのみならず、 油状物及び乾留残渣の有効な成分に変換することを目的とする。
発明の効果: 廃タイヤの減量化と同時に、熱分解によって乾留粉は活性炭への転用あるいはタイヤへの再利用。 分解生成油の蒸留などによって再利用が可能である。
発明の概要: 廃タイヤの塊状の粉砕物を、攪拌機を取り付けた流動層熱分解炉中に投入する。 流動媒体には砂を用いた。乾留温度は300〜900℃に加熱し酸素含有気体で浮遊流動させ、 部分燃焼をさせながら熱分解する廃タイヤの流動乾留方法である。
図面:
1.流動乾留分解炉本体
2.原料投入口(ホッパー)
3.タイヤ原料導入用スクリューフィーダー
4.目皿
5.流動化用酸素含有気体導入口
6.攪拌機
7.乾留残の溢留管
8.乾留残の受器
9.気体及び油状物の排出管
10.サイクロン
11.冷却管
12.熱交換器
13.回収油状物の取出口