産総研北海道センター特許情報

発明の名称: ガラス繊維強化熱硬化性樹脂の廃棄物処理方法

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特許番号第942728号
出願番号特願昭51-1695号
出願日昭和51年(1976)1月6日
発明者新川 一彦、 三井 茂夫、 荒木 富安、 細田 英雄
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長(株)

発明の目的: ガラス繊維強化熱硬化性樹脂(FRP)は、目覚ましい生長を遂げているが、廃棄物となった場合の、 環境汚染防止、未利用資源活用の観点から有用物質を回収することを目的とした。

発明の効果: FRP廃棄物を粉砕しない状態で乾留処理することによって油状物、ガス、 ガラス繊維などを回収できる。また、FRP廃棄物を約半分に減量化することができる。

発明の概要: FRP廃棄物を粉砕せずに丸ごと、または巨大廃棄物は適当な大きさに切断する。 流動層の上部を150〜600℃の予熱ゾーンとして、下部に形成する層内を300〜600℃の分解ゾーンとした、 たて型流動層乾留装置内で処理廃棄物を上下方向に循環移動させながら乾留を行う。 最終的にはガラス繊維のみを残留させ、油分とガラスを分離除去する。

図面:
付図 1.空気ブロウ
2.ガス燃焼炉
3.ウインドボックス
4.多孔板
5.攪拌機
6.スクリューフィーダー
7.モーター
8.スプロケット
9.チェーン
10.フック
11.給排口
12.二重段ダンパー
13.溢出管
14.回収ホッパー
15.除塵器
16.熱交換器
17.流動層乾留装置本体
18.砂ホッパー
19.攪拌原動機
20.パワーシリンダー