産総研北海道センター特許情報

発明の名称: 粉砕ゴムの製造法

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特許番号第819217号
出願番号特願昭47-58754号
出願日昭和47年(1972)6月12日
発明者三井 茂夫、 荒木 富安、 新川 一彦、 細田 英雄、 城 吉男、 依田 隆一郎
出願人工業技術院長、 日本ゼオン(株)
特許権者工業技術院長、 日本ゼオン(株)

発明の目的: これまでの粉砕ゴムの製造法は物理的な破壊方法、液化天然ガスの冷熱を利用して ゴムを凍らせて粉砕する方法であったが、極めて簡単な装置で短時間にかつ安価な方法で粉砕し、 有用な粉砕ゴムを得ることを目的とした。

発明の効果: 流動炉において、気体の流量などの粉砕条件に変えることによって、得られる粉砕ゴムの粒径を 調節することが可能、また、加熱によって生ずる揮発成分は可燃性であり、燃焼により有効な熱源として利用できる。

発明の概要: ゴム塊状物の粉砕を流動炉で行い、かつ流動炉へ供給する気体の供給量を調節して 生成した粉砕ゴム粒子を未粉砕ゴム層の上部に浮遊させる。この浮遊した粉砕ゴム粒子を流動炉より回収する。

図面:
付図 1.流動炉本体
2.原料投入口
3.目皿
4.予熱炉
5.流動化用気体
6.ゴム塊状物
7.融着防止固体粒子
8.粉砕ゴム粒子
9.末粉砕ゴム層
10.粉砕ゴムの浮遊層
11.粉砕ゴム受器(A)
12.導管
13.粉砕ゴムの排出口
14.気体の排出口
15.フルイ装置
16.粉砕ゴム受器
17.気体の排出口
18.サイクロン
19,20.開閉器