産総研北海道センター特許情報

発明の名称: 多段流動装置による石炭の乾留法

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特許番号第796796号
出願番号特願昭46-64514号
出願日昭和46年(1971)8月20日
発明者河端 淳一、 田崎 米四郎、 三井 茂夫
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 石炭を原料とする活性炭製造においては、脱揮発を目的とする石炭の乾留と、 乾留した石炭の賦活の2工程が必要である。粘結炭が原料炭の場合の乾留温度は450℃が必要であるが、 一度で450℃にすると石炭が膨張してしまい、最終的に得られる活性炭の機械的強度が低下する。 そこで、効率的、経済的逐次乾留法を提供することを目的とする。

発明の効果: 熱膨張性を有する石炭以外の他の粒子の段階的熱処理への応用が考えられる。

発明の概要: 多孔水平板により仕切って多段状に複数個の乾留室を形成した流動層の下段に 粉状石炭を送り込み、それを流動化ガスに随伴して順次上段乾留室に移動させると共に、 各乾留室の温度を段階的に高めるように制御して石炭を乾留することを特長とする多段流動装置による 石炭の乾留方法。

図面:
付図 1 流動層本体
2a、b、c 多孔水平板
3a、b、c 乾留室
4 原料石炭導入口
5  乾留石炭出口
6  ガス整流部
7 流動化ガス導入口
8 乾留ガス排出口