特許番号 | 第670692号 |
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出願番号 | 特願昭43-36959号 |
出願日 | 昭和42年(1967)5月30日 |
発明者 | 山口 義明 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 石炭、鉱石などの選別には磁鉄鉱を用いた重液選別法が広く採用されているが、この重液の汚染度の管理法を提供する。
発明の効果: 従来は、重液を採取して水を蒸発させて乾燥した後、磁石で磁着物(磁鉄鉱)と非磁着物(汚染物)に分けて秤量し、 計算により汚染度を求めた。本発明は、インダクタンスによって磁鉄鉱量を検出して重液の汚染度を管理する方法で測定時間の短縮が可能となった。
発明の概要: 第1図に示すように、インダクタンスより磁鉄鉱量を検出し、これと重液比重、汚泥比重及び磁鉄鉱比重より汚染度を計算できる。 第2図に検出装置のブロックダイヤグラムを示した。ブリッジを構成する測定用コイル中に重液を通すことによって得られる不平衡電圧を整流し 測定すると、この値が磁鉄鉱量を示す。第3図に重液比重とインダクタンスの、また第4図に重液比重と指示電圧mvの関係を示した。 第3、4図から明らかなように、インダクタンス測定によって磁鉄鉱量(g/ L)の検出が可能である。従って重液比重から全固形物量を知り、 これより磁鉄鉱量を引き算すると汚泥量がでてくる。
図面: