産総研北海道センター特許情報

発明の名称:個体瀝青物質の液体化方法

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特許番号第1699935号
出願番号特願昭63-286432号
出願日昭和63年(1988)11月11日
発明者森田 幹雄、 広沢 邦男
出願人工業技術院長
特許権者工業技術院長

発明の目的: 本発明は、個体瀝青物質の熱分解法によって省エネルギー的に、しかも高カロリーの気体または液体状の燃料を製造することを目的とする。

発明の効果: 本発明によると、落下する熱媒体と個体瀝青質を混合させるという簡単な手段を用いて高カロリーのガスと液体状物質を回収することができるので、有望な石油代替資源の製造法になり得る。

発明の概要: 500〜1100℃に加熱した熱媒体を落下させている中へ個体瀝青物質を粉末状で供給して混合接触させて、瀝青物質を急速熱分解することを特徴とする個体瀝青物質の流体化方法。

図面:
 

付図1
2:石炭供給装置
4: 熱媒体供給装置
5:管状熱分解塔
7:チャー・熱媒体受器
9、10:タール捕集部
11:ガス捕集部
自然落下方式熱分解装置

付図2

関連文献:
 1) 石炭の熱分解利用技術に関する調査報告書、森田、平間(利)、吉田(諒)、平間(康)、武田、竹内、北海道工業開発試験所、1987
 2) ダウンフロー方式による石炭の急速熱分解 1.太平洋炭の急速熱分解、広沢、森田、燃料協会誌、70(4)、p343(1992)
 3) ダウンフロー方式による石炭の急速熱分解 2.GC/MSによる太平洋炭の急速熱分解タール定性分析、森田、広沢、燃料協会誌、70(5)、p440(1992)