産総研北海道センター特許情報

発明の名称:高温高圧下での流体の粘度測定装置

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特許番号第1636856号
出願番号特願昭59-9587号
出願日昭和59年(1984)1月24日
発明者奥谷 猛、 中田 善徳、 上田 成、 長谷川 義久、 吉田 忠、 吉田 諒一、 横山 慎一、成田 英夫、前河 涌典、後藤 藤太郎、渡辺 純一
出願人工業技術院長、 鈴木商工(株)
特許権者工業技術院長、 鈴木商工(株)

発明の目的: 世界中に大量に賦存しているが未利用資源である泥炭は分解不完全な植物遺体が堆積したもので、 石炭には分類されないものであり、しかも採掘時には水分が90%以上も含まれているため、 そのままでは燃料として用いることは困難である.本発明は泥炭をエネルギー源として利用する場合に このような欠点を克服し、有用なエネルギー源とし得る方法を提供することを目的とする。

発明の効果: 本発明によれば、従来未利用資源として放置されていた泥炭をガスや熱等の取り扱いの 容易なエネルギーに効率よく転換することが出来る。しかも本発明ではその際の処理油として産業廃棄物として 排出されるてんぷら油等の植物系廃油を用いることが出来るので環境問題にも貢献するという効果がある。

発明の概要: 泥炭をあらかじめ温度100℃以上に加熱されたてんぷら廃油等の植物系廃油と 接触させることにより泥炭の90%以上含む水分を迅速に蒸発させ、かつ油分の付着した固形状の熱油変性泥炭を 取得し、これを粉砕した後ガス化又は燃焼させることを特長とする泥炭のエネルギー転換方法。

図面:
 
 1ホッパー  2スクリューフィダー  3流動層炉  4ガス分散板  5酸素ボンベ 6流量計
 7ミキサー  8水蒸気発生器  9オリフイス  10外熱ヒーター  11熱電対  12温度調節計
 13溢流物受け器  14集塵器  15ガス放出管  16ガスサンプリング口  17空気ブロワー  18駆動モーター

付図