特許番号 | 第1623651号 |
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出願番号 | 特願昭57-234326号 |
出願日 | 昭和57年(1982)12月22日 |
発明者 | 上田 成、 中田 善徳、 横山 慎一、 吉田 諒一、 奥谷 猛、 吉田 忠、 成田 英夫、 長谷川 義久、 前河 涌典、 酒井 直秀、 松本 正文 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 石炭の高温高圧水素化分解反応による液化プロセスにおいては、石炭ペーストを反応筒温度まで昇温加熱する予熱器における コーキングが大きな問題であり、これまで種々の対策が講じられてきたが、本発明はこのコーキング防止対策に新しい有効な手法を 提供するものである。
発明の効果: 煩雑な前処理を必要とせず、炭種に適した操作を可能にした。従って、液化用原料炭への使用範囲が拡大された。
発明の概要: 石炭ペーストの水素存在下での2段階加熱を特徴としている。非粘結炭の石炭ペーストについては、第1段階で 昇温速度70℃/分以上の条件で350℃まで加熱し、第2段階では昇温速度15℃/分以下で石炭液化反応温度領域まで加熱し、粘結炭については そのぺースト第1段階で昇温速度70℃/分以上の条件で250℃まで加熱し、第2段階では昇温速度15℃/分以下で石炭液化反応温度領域まで 加熱することにより、石炭液化プロセスにおけるコーキングを防止する。
図面: