特許番号 | 第1589456号 |
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出願番号 | 特願昭61-55810 |
出願日 | 昭和61年(1986)3月12日 |
発明者 | 田崎 米四郎、 細田 英雄、 弓山 翠、 本間 専冶、 武田 詔平、 富田 稔、 河端 淳一、 鈴木 智 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 世界中に大量に賦存しているが未利用資源である泥炭は分解不完全な植物遺体が堆積したもので、 石炭には分類されないものであり、しかも採掘時には水分が90%以上も含まれているため、 そのままでは燃料として用いることは困難である.本発明は泥炭をエネルギー源として利用する場合に このような欠点を克服し、有用なエネルギー源とし得る方法を提供することを目的とする。
発明の効果: 本発明によれば、従来未利用資源として放置されていた泥炭をガスや熱等の取り扱いの 容易なエネルギーに効率よく転換することが出来る。しかも本発明ではその際の処理油として産業廃棄物として 排出されるてんぷら油等の植物系廃油を用いることが出来るので環境問題にも貢献するという効果がある。
発明の概要: 泥炭をあらかじめ温度100℃以上に加熱されたてんぷら廃油等の植物系廃油と 接触させることにより泥炭の90%以上含む水分を迅速に蒸発させ、かつ油分の付着した固形状の熱油変性泥炭を 取得し、これを粉砕した後ガス化又は燃焼させることを特長とする泥炭のエネルギー転換方法。
図面:
1ホッパー 2スクリューフィダー 3流動層炉 4ガス分散板 5酸素ボンベ 6流量計
7ミキサー 8水蒸気発生器 9オリフイス 10外熱ヒーター 11熱電対 12温度調節計
13溢流物受け器 14集塵器 15ガス放出管 16ガスサンプリング口 17空気ブロワー 18駆動モーター