特許番号 | 第1258023号 |
---|---|
出願番号 | 特願昭57-162650号 |
出願日 | 昭和57年(1982)9月17日 |
発明者 | 成田 英夫、 前河 涌典、 吉田 忠、 横山 慎一、 中田 善徳、 吉田 諒一、 奥谷 猛、 上田 成、 長谷川 義久 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的:
石炭液化油残渣は重質であるが、熱分解によってさらに油を取得することが可能である。
本発明は、石炭液化油残渣から油を効率的に製造することを目的とした。
発明の効果:
熱分解反応炉に異なる温度域を設け、処理する残渣を低温域から順次高温域に移動させることによって、始めは比較的軽い成分が留出し、
高い温度域を通過することによって重質な成分が留出するとともにガス化によって還元性ガスを生成した。
これに対し、いきなり温度が高いところに残渣を投入すると解重合反応の結果、軽い成分の収率は極端に低下した。
発明の概要:
本発明は、石炭液化残渣から熱分解によってさらに生成油を留出させると共に、還元性ガスを取得するものである。
このため、熱分解炉に複数の温度域を設け、原料である残渣を低温域から高温域へと順次通過させることによって、解重合反応をコントロールしながら効率的に
軽質油、重質油および還元性ガスを製造するものである。
図面: