特許番号 | 第2744926号 |
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出願番号 | 特願平7-199289号 |
出願日 | 平成7年(1995)7月13日 |
発明者 | 森田 幹雄、 横田 祐司、 斉藤 直人、 青山 政和、 関 一人、 津田 真由美、 窪田 寛 |
出願人 | 工業技術院長、 北海道 |
特許権者 | 工業技術院長、 北海道 |
発明の目的: 澱粉粕の有効利用を図る。
発明の効果: 生分解性の保水剤を提供する。
発明の概要: 澱粉粕に含まれる澱粉質を有機酸あるいは鉱酸を触媒として100〜150℃で加水分解して除去した後、 残留する繊維質を水洗乾燥する。このように前処理した繊維質を尿素水溶液中に懸濁させ、 さらにリン酸を加えて140〜160℃、20〜80分反応させてリン酸エステル化する。冷却してから繊維質分を濾別し、 水洗後有機溶剤で洗浄乾燥して、吸水性材料を得ることができる。
実施例、比較例を表に示す。リン酸エステル化の程度で吸水性能が異なり、約6%リン含有物は重量比で約200倍の水を 保水できる高性能吸水材料である。
リン酸 添加量 (g) |
収率 (%) |
吸水能 (g水/g) |
リン 含有率 (%) |
吸水固形物 の かたさ |
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実施例1 | 0.10 | 70.2 | 10.8 | 1.2 | 固め |
実施例2 | 0.25 | 51.4 | 94.6 | 2.3 | やや緩め |
実施例3 | 0.50 | 26.6 | 129.0 | 3.4 | やや緩め |
実施例4 | 1.00 | 40.7 | 213.3 | 5.9 | 緩め |
実施例5 | 1.50 | 60.6 | 197.0 | 5.1 | 緩め |
実施例6 | 2.00 | 86.4 | 37.0 | 8.5 | 緩め |
比較例1 | 0.00 | 92.8 | 4.7 | 0 | ・ |
関連文献: 1)リン酸化によるバレイショ液化残査等バイオマス資源のヒドロゲル化、佐藤、関、窪田、 農水産物等資源の高度利用技術研究成果報告書、p18、北海道工業技術研究所、1997