特許番号 | 第2560259号 |
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出願番号 | 特願平6-256528号 |
出願日 | 平成6年(1994)10月21日 |
発明者 | 森田 幹雄、 湯本 勲、 池田 光二、 平間 康子 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 乳酸から性能の優れた生分解性ポリマーであるポリ乳酸が合成できる。 この合成原料となるラクチドは、これまで生成乳酸を加熱重縮合して得られたオリゴマーの接触解重合によって 製造されているが、経済性を向上させるためには発酵後の組成製乳酸を出発原料に使用する方法が考えられる。 本発明は、この観点を基に従来法より安価なラクチドの製造法に関する。
発明の効果: 本発明によれば、粗精製乳酸を出発原料として使い捨て可能である鉄系触媒の使用によって、 従来よりは安価な精製ラクチドの製造を可能とする。
発明の概要: 本発明は、精製乳酸あるいは発酵液からの未精製粗乳酸を原料として高純度ラクチドを 製造する方法に関するもので、先ずこれらの乳酸を減圧下、100〜200℃の温度で加熱してオリゴマー化したのち、 酸化第一鉄(鉄系)を触媒として減圧下、300℃まで加熱してオリゴマーを解重合させて粗ラクチド体を得る。 この粗ラクチド体の有機溶剤を用いた結晶化精製法によって高純度ラクチドを製造する方法。
図面:
関連文献:
1)発酵法乳酸の分離精製に関する研究 ポリ乳酸のラクチドへの接触的熱解重合、
森田、平間、MKHU ew、 科学工学論文集、22(3)、p467(1996)
2)農産物等資源の高度利用技術研究、 重要地域技術研究成果報告、北海道工業技術研究所、1997