産総研北海道センター特許情報

発明の名称: 生物処理用接触ろ材

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特許番号特第1911122号
出願番号特願昭60-14800号
出願日昭60(1985)1月29日
発明者松山 英俊、 松永 旭
出願人工業技術院長、 株式会社明電舎
特許権者工業技術院長

発明の目的: 本発明は、表面付着方式に属する生物処理接触ろ材であり、従来実用化が困難であった 嫌気性生物処理にも適用できる汚水処理用接触ろ材を提供する。

発明の効果: 1.微生物のろ材への付着が早く付着力が強くなるので、定常運転までの時間が短縮され、 安定した浄化能を維持できる。 2.基質と微生物との接触が妨げられないので浄化速度が早い。 3.ろ材の形状を中空テトラポット体としたことから床の閉塞を軽減できる。 などの効果がある。

発明の概要: 有機系汚水を接触ろ材を用いた生物膜法により処理する装置において、接触ろ材の表面に 3〜20μm間隔で微細突起を設けるとともに、接触ろ材を中空テトラポット形状とすることにより嫌気性微生物を 接触ろ材の表面に付着させるように工夫したろ材。 (下図参照)。

図面の簡単な説明: 第1図は本発明に係わる表面に微細突起を有する接触ろ材、 第3図は第1図の構造を持つ中空テトラポット体、第4図は中空テトラポット体を汚水処理槽に入れた状態を示す。

付図